安全

【カウント・計算方法】無災害日数の記録の作り方を解説【無災害記録】

悩めるあなた
無災害日数の記録は、どのようにしたらいいのだろうか?
現場マン
決まったやり方があるわけじゃないけど、オススメのやり方があるよ!

こんな疑問に答えます。

 

本記事の内容

  • 無災害記録とは
  • 無災害日数の作り方、カウント・計算方法
  • 無災害記録証について
現場マン
この記事を書いている私(現場マン)は工場の現場に関わって10年以上が経ち、工場の様々な問題に対処してきました。

安全関係についても色々な取り組みを行ってきました。

 

無災害日数記録を作ろうとしている人のよくある悩みとして、「どのようなものを作るのがいいのだろうか?」という点があると思います。

 

無災害記録はいざ作ろうとすると、課でやるか、班でやるか、どこに掲示するか、誰がカウントするか、などたくさんの気になる部分が出て来ます。

ただ単に作るだけなら適当に作ればいいですが、無災害記録を掲示する事で安全意識を高めようとするのであれば、そのやり方も変わります。

 

重要なのは、日数を掲示することではなく「どんな意図でやるか?」です。

それによって掲示場所や対象メンバーなどが色々と変わってきます。

 

そこで、「意図」も含めてやり方を解説していきます。

この記事を読めば、無災害記録の運用を開始できます。

一人でも労災で苦しむ人が減ればと思い、これを解説したいと思います。

 


無災害記録とは

まずは、無災害記録について解説します。

 

無災害記録とは

災害が起こった翌日からの日数をカウントしていくことで、無災害が今どれだけ続いているかを確認できるもの。

数値化することにより「無災害1年」などの定量的な目標を掲げる事ができる。

それにより、災害を起こさないように意識を向上させる効果がある。

 

つまり、意識を高めるために使用するのが無災害記録であり、これをやっているから災害が起こらなくなる、というものではありません。

ですので、無災害の達成には無災害記録だけでなく、具体的な行動も必要です。

 

具体的な行動としては、次の記事にあるように、「不安全な行動」と「不安全な状態」をいかに無くすかが重要になります。

【安全対策】ゼロ災害達成は全体像を把握して対策しないとダメ!

 

しかし、だからと言って安全意識の向上がどうでも良いというわけではありません。

無災害日数の記録を取ることによる、安全意識の向上は非常に重要です。

 

意識が無ければどんなに対策を取ったところで効果はありません

ですので、この無災害記録を使用することによって「無災害○年達成」という共通の目標を掲げることは無災害の達成において非常に重要です。

 

 

また、後ほど解説しますが、公(おおやけ)の無災害記録証の制度があります。

これらは、不休災害が含まれず、私の目指す「安全」とはちょっと違いますので、ここでは詳しく解説しません。

この記事では、無災害記録を災害を起こさない為に使用する方法について解説しているので、公の制度とは異なります。

 

無災害記録の運用方法

 

運用方法は次の通りです。

 

無災害記録の運用方法

  • ①メンバー:6人程度までとし、少数のメンバーにする
  • ②掲示場所:朝一全員が見る場所に掲示する
  • ③無災害日数更新のタイミング:朝一に無災害日数を入れ替える
  • ④無災害日数の更新担当者:各班のリーダー
  • ⑤無災害日数の起算日(計算方法):災害のあった翌日に開始する
  • ⑥休日のカウント:休みの日も含めてカウントする
  • ⑦最大日数:365日までとし、それ以降は1年1日とする

 

このようにしているのにはそれなりの意図があります。

その意図を汲んだうえでどうするかを考えないと、ちぐはぐな物になってしまうので注意してください。

では、それぞれの意図を解説していきます。

 

①メンバー:6人程度までとし、少数のメンバーにする

少人数にするのは、自分がそのメンバーに所属しているという当事者意識を持ってもらうためです。

100人で記録表を作っても当事者意識は生まれにくいです。

 

「この無災害記録は自分次第だ」と思えるように、少人数にしています

 

具体的には6人程度までの班単位がオススメです。

それ以上の場合は、何かしらの方法で6人以下になるように分けてしまいましょう。

 

こうすることで、別の班と無災害記録を並べることになります。

競争するわけではないですが、別の班にも負けないようにすることで意識が高まるならそれもOKです。

 

そして、リーダーは班長などの役のある人にします。

組織として無災害を達成する為に無災害記録を作成しているので、権力のない若手に押し付けるなどは言語道断です。

 

②掲示場所:朝一全員が見る場所に掲示する

掲示しても見ていなければ意味がありません。

 

オススメは朝礼の時に目に入る場所です。

節目の日数の時には、朝礼で「昨日までの時点で○○日です。今日も怪我せず仕事しましょう。」といった一言がリーダーからあると良いですね。

 

③無災害日数更新のタイミング:朝一に無災害日数を入れ替える

日数の更新は仕事始めに行います。

「今日も一日、無災害で終了できました」と言う気持ちを込めて一日の終わりに入れ替える気持ちも分かります。

しかし、それでは仕事中に無災害の意識がなくなってしまいます。

 

だから、仕事始めに無災害日数を入れ替えることで「今日も一日無災害を達成しよう!」という気持ちに切り替わるようにしています。

 

④無災害日数の更新担当者:各班のリーダー

これは、日々自分の手で日数に触れることで、意識の低下を防ぎます。

 

仮に別の人が日数を入れ替えたとすると、当人たちの無災害の意識が薄れてしまいます。

後輩や部下に入れ替えさせてはダメです。必ずリーダーが入れ替えましょう。

 

そして、リーダーは無災害の意識の高まった状態で、無災害記録達成に向けて何をするのか?を指示していくのです。

意識だけ高くてもダメです。

必ず行動につなげましょう。

 

⑤無災害日数の起算日(計算方法):災害のあった翌日からカウントを開始する

日数のカウントの仕方としては、特に注意点はないです。

例えば、10日に災害が発生したとして、11日からカウント開始になります。

11日が無災害で終了すれば、12日の朝一に「1日」のカウントとなります。

 

これは、厚生労働省中災防も起算日を災害のあった翌日とする、このやり方になっています。

 

1年の途中から始める場合は、こちらのサイトで開始日と今日の日付を入れれば自動で計算してくれるので楽ですよ。

日数計算ー高精度計算サイト(外部サイト)

 

⑥休日のカウント:休みの日も含めてカウントする

無災害記録としては、「仕事をした日」を1日とした方が良いのかもしれませんが、そうすると1年が365日ではなくなります。

仕事日数で大体240日前後が1年になりますが、正直240に近づいても1年達成のイメージは湧かないです。

 

「無災害1年達成」というのはやはり節目になるので、私は休日も1日でカウントする方法をオススメしています。

 

⑦最大日数:365日までとし、それ以降は1年1日とする

1年を経過して「1230日」のような記録でも良いのですが、2年目以降がどれくらい続いているのかがよくわからなくなります。

これに加えて休日をカウントしない方法だと訳が分からなくなります。

 

だから1年経過したら、1年と○○日とする方が解りやすくて意識が浸透しやすいです。

無災害記録はずっとカウントが増えていくので、10年20年と増やしていきたいものです。

その時に何が何だかわからないのでは意識も上げようがないので、わかりやすくしておきましょう。

 

無災害記録の作り方

用意するもの

私の場合は手作りで印刷してラミネートしたものを使用していました。

私の解説したやり方に合うものは売ってませんので手作りをオススメします。

 

用意するもの

  • ラミネート機
  • ラミネートフィルム
  • クリアホルダー(A6サイズ)
  • 両面テープ
  • パソコン

 

ラミネート機は次の2つのように、A3をラミネートできるのがオススメです。

 

ラミネートフィルムは選ぶのには厚みとサイズだけ気にしておけばOKです。

厚みは100μでOKです。

後は値段を見て安いものを選んでいけば良いと思います。

 

A4サイズです。

 

A3サイズはこちら。

 

ついでにコーナーカッターもあるとちょっと便利です。

ハサミで角を取るより簡単にカットできるのでおすすめです。


 

クリアホルダー

書類とか挟んでおく透明のアレです。

A6サイズを準備しましょう。

 

 

無災害記録表の作り方

 

次の流れで作成します。

無災害記録表の作り方

  • ①:1班ごとにA3サイズで記録表を作成する
  • ②:クリアホルダーを貼り付ける
  • ③:日数の数字カードを作成する
  • ④:掲示して日数を入れて完成

 

①:1班ごとにA3サイズで記録表を作成する

まずはで次の画面を作成します。

1班につきA3サイズ1枚の大きさのイメージです。

もちろん、大きさは場所にもよりますので、自職場に合うサイズにしましょう。

出来上がったら印刷してラミネートします。

 

②:クリアホルダーを貼り付ける

クリアホルダーは次の画像の赤枠の部分に貼り付けます。

 

クリアホルダーに数字のカードを入れることで、無災害記録の年数、日数を表示していきます。

クリアホルダーのサイズを半分にカットするなどして、キレイに表示できるサイズに合わせます。

 

クリアホルダーの右上の部分を折り曲げておくことで、カードの出し入れがやりやすくなります。

 

③:日数の数字カードを作成する

数字のカードは0~9の10種類を作成しますが、1班につき次の枚数ずつ作成します。

  • 1,2,3のカード:4枚
  • 4~0のカード:3枚

 

大きさは先ほどのクリアホルダーのサイズに合わせます。

これもラミネートします。

 

④:掲示して日数を入れて完成

100日単位の部分は1,2,3のカードだけを入れ、残りの場所に1~0の10枚を入れます。

前回の災害発生日から日数を計算して(日数計算ー高精度計算サイト(外部サイト))表示すれば完成です。

 

 

以上のようなやり方と意図で無災害記録を作成するのをオススメします。

先ほども書きましたが、こういった意図でやっているので、当然、意図が変わればやり方も変わってきます。

自分の職場に最も効果的になる様にやり方を色々と検討してみてください。

 

無災害記録証の制度について

 

厚生労働省や中央労働災害防止協会では、「無災害記録証」というものを発行しています。

これは、「ある一定の無災害記録を達成した事業場に無災害記録証を授与する」というものです。

中央労働災害防止協会の方は10~100名規模の中小企業向けのものです。

 

条件が色々とあって厚生労働省と中央労働災害防止協会では基準が違います。

ただ、両方とも不休災害はカウントに含まれないので、私の目指す安全とはちょっとイメージが違います。

 

ですが、公にも出来る共通の目標とする事も出来るので、そういった意味では取得してみるのも良いと思います。

興味のある方はこちらから調べてみてください。

 

厚生労働省:無災害記録証(https://anzeninfo.mhlw.go.jp/yougo/yougo65_1.html)

中央労働災害防止協会:中小企業無災害記録証授与制度 申請のご案内(https://www.jisha.or.jp/chusho/record/index.html)

 

最後に

 

今回は、無災害記録という安全の意識向上の対策を紹介しました。

 

しかし、災害は単発の対策だけでは防ぎきることはできません。

現場の危険な場所を無くし、危険な行動をとらないように教育をし、常にそれを心がける様に意識し、全員でフォローしあって勝ち取っていかなければなりません。

 

複合的に対策を取るには全体像を把握する必要があります。

全体像はこちらの記事に詳しく書いています。

【安全対策】ゼロ災害達成は全体像を把握して対策しないとダメ!

 

他にも単発の安全関係の対策の記事を書いていますので、よかったらこちらも読んでみてください。

【安全意識の向上】最も効果があった工場の安全対策【労災が激減!】

【結局悩むのはココ!】リスクアセスメントの進め方とポイントを解説

【情報収集】工場の安全対策に「職場のあんぜんサイト」がオススメ!

【書式有り】KYT(危険予知訓練)とは?進め方とイラスト準備方法

 

やれることは全てやって何とか達成できるのが無災害です。

気負い過ぎず、やれることはやって日々無災害を積み重ねていきましょう。

 

それでは、今日も一日ご安全に!

 

 

 

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