仕事術

仕事が「広く浅く」状態の人必見!「狭く深く」の人に負けない戦い方

悩めるあなた
異動が続き、広く浅くの仕事になってしまっている。

確かに色々知ることは出来たけど、どれも得意とは言えないレベルだ。

この先どうなるのだろうか?

現場マン
仕事が「広く浅く」の状態でも成果をあげる方法があるよ!

本気で「狭く深く」やってる人には勝てないけど、そんな人ほとんどいないから大丈夫!

こんな疑問に答えます。

 

本記事の内容

  • 「広く浅く」と「狭く深く」では「狭く深く」が有利
  • 「広く浅く」の人が持つべき考え方
  • 「広く浅く」の人が成果をあげる3つの手順

この記事を書いている私(現場マン)は工場の現場に関わって10年以上が経ち、工場の様々な問題に対処してきました。

ジョブローテーション制度の中で、望まぬ異動も3回ほど経験しています。

 

異動が多い人のよくある悩みとして、「仕事が広く浅くになってしまい、大した成果が出せない」という点があると思います。

 

私も以前、異動により新しい職場で何もわからない中でどうしたらいいか悩みました。非常に不安ですよね。

しかも、異動が繰り返されると「せっかく覚えたのにまた一からやり直しかよ!」と人事に対しても腹が立ったりしました。

 

とまあ、気持ちは暗くなっていたのですが、そんなことを言っても仕方がないので、出来ることを考えていきました。

そして、仕事の経験をある程度積んだ状態から、新しい職場でもそれなりの成果を出す方法が分かってきました。

 

そこで、私が見つけた「広く浅くの状態でも成果を出す方法」を解説します。

 


仕事は「広く浅く」よりも「狭く深く」の方が良い

結論からいきますと、本気で仕事に取り組んだ場合は「狭く深く」仕事をする方が圧倒的に有利です。

 

これは「狭く深く」仕事をすることで、その仕事のキモとなるポイントを頭だけでなく体で知ることが出来るからです。

そして、仕事にはそういったキモとなるポイントがあることを知っていれば、他の仕事をしてもコツをつかみやすくなります。

 

それこそ「5年以上同じ仕事に真剣に取り組んだから見えてくるもの」がたくさんあります。

 

「広く浅く」仕事をした場合でも、そのポイントを知ることは出来ないとは言いませんが、並大抵のことではないです。

要するに「広く浅く」の仕事をしながら、「深く」掘り下げていかなければならないのです。

 

仕事が「広く浅く」状態の人でも成果をあげる考え方

goodポーズをする人

 

では、異動を繰り返したりして仕事が「広く浅く」の人は成果をあげられないのでしょうか?

 

結論はこれです。

 

広く浅くの状態でも大丈夫!

 

確かに、同じ部署でずっと働いている人には経験では勝てません。経験の多い人たちが深く考えて仕事をすると、それは大きな成果につながります。

 

大切なのは「何を考えるか?」

しかし、仕事が「広く浅く」の人でも「何を考えるか?」を知っていれば、じゅうぶんに成果を出せます。

 

経験の多い人たちといっても、そのほとんどが「経験は多いけど本来考えるべき仕事から逃げている or 気付いていない」という状態です。

だから経験が少なくても、本来考えるべき仕事に力を注げばどうとでもなってしまうのです。

 

こういった「本来やるべき仕事」に力を注げる人は、会社の中でも「とびきり仕事がデキる人」の部類に入ります。

ですので、これさえ出来れば仕事が「広く浅く」の状態でもまったくもって心配ありません。

 

「広く浅く」と「狭く深く」の違い

ここで、広く浅く(=経験が浅い)と深く狭く(=経験が多い)の得手不得手を比較してみます。

 

 広く浅く狭く深く
前提条件を見る(なぜ?と問える)
(「当たり前」がない)

(当たり前すぎて)
問題発見能力
(原因がわかりにくい)

(原因がわかる)
解決手段を知っているか?
(知らない)

(知っている)
手段が効果的かどうか?
(わからない)

(想像なら可)
問題解決能力 
(わからない)

(分かる)

 

こんな状態になります。

こうやってみると「広く浅く」は✖ばっかりです。でも、この状態でも成果をあげる方法があります。

その辺を解説します。

 

仕事が「広く浅く」の人が成果をあげる考え方は「問題を見過ごさないこと」

問題点

 

先ほどの表で「広く浅く」の優れている点は「前提条件を見る力」だけでした。

この力を利用します。

 

「前提条件を見る力」は、経験が多くなるほど色んなことが「当たり前」になり、だんだんその力は失われていきます。

 

周りが見過ごす問題を見つける

もちろん、経験が増えていくと新たな問題に気付く力は増えていきます。

 

しかし、「広く浅く」の人は経験がものを言う「狭く深く」の人の土俵には立ち入るべきではありません。

そこで張り合うと、経験の差がもろに出るので大した成果をあげられません。

 

逆に、周りが当たり前だと思っている部分にフォーカスすることで、成果を上げます。

要するに目の付け所を「狭く深く」の人とは違う所にするのです。

 

見つけた問題を全力で解決する

こうして見つけた問題を見過ごさずに、徹底的に解決します。

 

しかし、あなたのような「広く浅く」の人は当然、中身をよく知らないので原因も解決方法もわからず解決できません。

 

そこで、もう一つのテクニックである「人の力を借りる」ことが必要になります。

 

たとえあなたがその問題の解決策を知らなくても、知っている人やその問題に詳しい人の力を借りるのです。

あなた自身が全部考え出す必要はないのです。

その職場の問題が解決されればそれでOKなのです。

 

もちろん、「言うだけ言って後はお任せ!」では反感を買うだけで進まないでしょう。

だから、自分主体で進めるのは当然としたうえで、他の人の力を借りるのです。

 

  • 「ここが分からないので教えてもらえますか?」
  • [この部分はどうしたらいいと思いますか?」
  • 「何でこうなっているのですか?」

 

こんな質問をする機会が増えるでしょう。

 

あくまでも、「丸投げではなくこの問題を解決したい。その為にアドバイスをください。」の姿勢です。

広く浅くの人が成果を出すにはこの姿勢は最重要です。

 

ぜったいに「やってもらって当たり前」、「教えてもらって当たり前」になってはいけません。

このように、見落としがちな問題を粘り強く解決していくことで、広く浅い人でもしっかりとした成果をあげることができます。

 

以上のような流れで、「狭く深く」の人とは違ったアプローチで問題を解決していきます。

 

仕事が「広く浅く」の人が成果をあげる3つの手順

 

ここでは、先ほどの流れをもう少し具体的に解説していきます。

 

広く浅くの人が問題を見つけて対処していく手順は次のとおりです。

 

成果を上げる3つの手順

  • 手順①:前提条件を考える
  • 手順②:前提条件を崩してみる
  • 手順③:何ができるかを相談する

 

手順①:前提条件を考える

何かの問題に対して「そもそも」で考えます。

 

  • そもそもなぜこのやり方なのだろうか?
  • もっと別の方法を考えられないだろうか?
  • なぜこれを使わなければならないのだろうか?

 

これらを考えていきます。

 

詳しい人に聞くと、「あー、それは○○だからだよ。」とはっきり決まっていることもあります。

それとは逆に、「ん?そういえば何でだろうね?」と、はっきりわからない場合があります。

 

そして、はっきりわからないものが狙い目です。

 

手順②:前提条件を崩してみる

前提条件を調べたら、次はそれをより良い方法に変えられるか?を考えてみます。

 

例えば、加熱装置があったとしたら、「蒸気?」、「電気?」、「水を加熱する?」、「油を加熱する?」などからどれが良いかを考えてみます。

 

こんなイメージで、今あるものをどう変えたらいいのかを考えていきます。

何に変えたらいいかわからない部分は調べます。

手始めにネットなどでざっくり調べてみます。

 

加熱するものに何があるのかわからないならそこから調べます。

加熱装置の熱源だったら、「加熱 方法」などで検索をかけてみる感じです。

 

それぞれのメリット・デメリットを調べ、まとめていきます。

ざっくりと目星をつけます。

 

手順③:何が出来るかを相談してみる

ある程度の目星がついたら、職場の人や業者さんに聞いてみます。

 

とにかく、情報を集めて前提条件を崩す方法を考えていきます。

まずは、次の事に答えが出せるように情報を集めます。

 

  • 何が良いのか?
  • それをすることでどんなメリットがあるのか?
  • どんなデメリットがるのか?

 

効果がありそうなら今度はその具体的なやり方を相談します。

相談を織り交ぜながら、調査→検討→調査→検討を繰り返します。

 

徹底的に調べ、徹底的に実行していきます。

もちろん、苦難はたくさんありますが、やりきります。

 

相談して進める時の注意点

手順としては以上ですが、注意点があるので解説します。

 

「広く浅く」の状態から何かを始めようとすると、周囲の人にたくさん協力してもらわなくてはなりません。

 

やみくもに質問ばかりしていると、当然嫌われます。

そうなってしまうと、質問もしづらくなり結局は進められなくなってしまいます。

 

質問、相談にもやり方があります。

その辺はこちらの記事が参考になるので、興味のある方はご覧ください。

新しいことに挑戦!批判ばかりの人に邪魔されなくなるリスク回避手順

 

協力してもらえる体制作りは重要です。

 

でも、本当に持つべきなのは「何があってもやりきる」という意志です。

その意志が伝われば、周囲の協力を得ることが出来ます。

 

誰のためにやるのか?

自分の為でなく職場を良くするために、やりきるのです。

それが出来れば、周囲からの協力や自分の評価も勝手に上がっていきます。

 

とにかく、「何があってもやりきる」という強い意志を持ちましょう。

それが「狭く深く」の人にも負けない「強いあなた」を作ります。

 

最後に

 

異動ばかりで広く浅くの状態になっていると、将来が不安になります。

 

でも、そこで問題を見過ごさずにしっかりと深く考える癖をつけていけば、気が付けばかなり深い仕事が出来るようになります。

そして、深い仕事の仕方を覚えてしまえば、簡単に異動させるには惜しい人材になれます。

 

たとえまた新しい部署に行っても、すぐに成果のあがる仕事が出来るようになります。

会社人生、色々あると思いますががんばっていきましょう!

 

仕事の考え方についてはこちらに記事も参考になります。

「何を考えるか?」を考えないと成果は上がらない!【成果が上がる考え方】

 

それでは、今日も一日ご安全に!

 

 

 

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  • この記事を書いた人

現場マン

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