仕事術

誰でも出来る「巻き込み力」を身につける方法【チェックリスト付!】

悩めるあなた
周囲を巻き込んだり、人の協力を得るのが苦手だ…。どうしたらいいのだろうか?
現場マン
巻き込み力について理解すれば考え方が変わるよ!

この記事のポイントを抑えれば人を巻き込めるようになるよ!

こんな疑問に答えます。

 

本記事の内容

  • 「巻き込み力」とは?
  • 巻き込み力の必要性
  • 意外と人は「巻き込まれたい」と思っている
  • 巻き込まれたさを決める4つの要素
  • あなたの巻き込み力がわかる20のチェックリスト

この記事を書いている私(現場マン)は工場の現場に関わって10年以上が経ち、工場の様々な問題に対処してきました。

大きな仕事になるほど「巻き込み力」が必要になり、何度も「巻き込み力」を使って仕事を行なってきました。

 

巻き込み力がないと思っている人のよくある悩みとして、「どうすれば人を巻き込む事が出来だろうか?」という点があると思います。

今でこそ人を巻き込むのは得意ですが、私も昔は人に頼むのがすごい苦手でした。

相手に悪いような気がして中々頼めずに、時間ばかりが過ぎてしまいました。

 

しかしある時、人に何かを頼むのは「相手にとって悪いことではない」という超重要なことに気が付くことが出来ました。

それに気付いてからは、人にどんどん力を貸してもらい「頼みのプロ」と呼ばれるくらいにはなりました。

 

しかも、以前よりも多くのことを頼むようになったにもかかわらず、相手との関係はより良くなっています。

そんな、頼みのプロと呼ばれた私が「巻き込み力」について解説します。

 


巻き込み力とは?

 

まず、巻き込み力とは次のことを言います。

 

巻き込み力とは

何かを成し遂げたいときに、関係する人々に協力してもらう為のスキルのこと

 

もしかすると、「協力してもらう」という部分に少し引っかかる人もいるかもしれません。

 

というのも、「嫌々でも相手に強引に協力させる」というニュアンスで「巻き込み力」を捉えてる人もいるからです。

しかし、このやり方は手痛いカウンターパンチを食らうこともあって中続きしません。

 

ですので、この記事ではそういった「嫌々でも強引に従わせる」方法ではなく、「つい協力したくなってしまう」方法を解説していきます。

 

巻き込み力が重要な理由

 

現代の仕事では「巻き込み力は非常に重要」と言われています。

巻き込み力がなぜ人必要なのかを解説します。

 

それは、次のたった1つの理由です。

 

巻き込み力が必要な理由

  • 仕事の成果が上がるから

 

これだけです。

そして、巻き込み力を駆使することで次の3つのメリットがあり、それが成果につながります。

 

巻き込み力のメリット

  • ①:自分ではできない仕事もできる
  • ②:仕事のスピード、質が上がる
  • ③:大きな仕事が出来るようになる

 

それぞれ解説します。

 

メリット①:自分ではできない仕事もできる

全てを自分だけで行うことはできません。

 

自分で出来ることだけだと、どうしても仕事の幅が狭くなり、大したことはできません。

「巻き込み力」を使って周囲に人々に協力を仰げば、自分ではできない仕事も進められるようになります。

 

②:仕事のスピード、質が上がる

仕事のスピードについては、2つの側面があります。

 

1つ目の側面は、巻き込み力を使って協力者を得れば、単純にマンパワーが増加して仕事の進みが早くなります。

もう1つの側面は、得意な人にやってもらうことで、同じ仕事でも得意な人がやればスピードが上がる、というものです。

 

そして、得意な人がやれば当然、仕事の質も上がります。

 

私自身、これはプロに任せるという考え方で進めて来ました。

私は次のことが出来ませんでしたが、リーダーとして設備導入を行いました。

  • 設備の設計
  • 図面を読み書き
  • 業者の選定
  • 現場の細かい条件

 

巻き込み力をうまく使えば、こんな何もできない私でも、仕事が進められるのです。

 

③:大きな仕事が出来るようになる

最後は、大きな仕事が出来るようになります。

 

要するに、一つ一つの仕事を色々な人に協力してもらうことで、それらを組み合わせれば大きな仕事が出来るようになります。

先ほどの私の例では、合計1億円弱の設備導入でした。

図面すら読めない私がリーダーなのに」、です。

 

 

このようなメリットがあるので、巻き込み力で周囲の人々に協力してもらうことで成果が上がります。

仕事の成果をあげるのは私たち仕事をする人間の存在意義です。成果がなければ私たちの存在価値はないのです。

だから、成果につながる「人を巻き込む力」は重要です。

 

巻き込み力は巻き込まれる人も喜ぶ!

 

多くの人が「人にものを頼む」のは申し訳ないことだと思っています。

意外かもしれませんが、実はこれが違うのです

 

実際は巻き込み力によって巻き込まれることで、自己重要感を刺激することが出来ます。

自己重要感とは次のようなものです。

 

自己重要感

  • 人から認められる
  • 人から感謝される
  • 自分の強みを発揮できる

こういったことによって、自分自身が重要な存在なのだと思えること

 

これらが嫌な人はいるでしょうか?

 

私はいないと思っていますし、実際に今までそれが嫌な人に会った事もありません。

おそらく全ての人が欲しがっているのではないでしょうか?

 

だから、人を巻き込むことでこの自己重要感を刺激します。

そうすれば、相手から望んで巻き込まれてくれるようになってくれます。

それこそが「巻き込み力」の本領発揮です。

(自己重要感を刺激しない「嫌々巻き込む方法」は「巻き込み力がある」とは言いません。)

 

こちらのやりたいことをやってくれる上に、相手が喜んでやってくれるようになる。

 

こんなありがたいことはないですよね?

でもそれが出来てしまうのです。

 

「巻き込み力」を身につける方法

 

巻き込み力を身につけるのに、才能は必要ありません。

ただ4つの要素を満たしていけばOKです。

 

巻き込み力の4つの要素

その要素がこれです。

 

巻き込み力の4つの要素

  • 要素①:安心感
  • 要素②:背景
  • 要素③:仕事内容
  • 要素④:その人である理由

 

これら4つの要素が絡みあって人は巻き込まれたくなるかどうかが決まります。

1つずつ解説します。

 

巻き込み力の要素①:安心感

 

巻き込まれることによって後で痛い目に合わないかどうかです。

あなたのことが信頼できるかどうかです。

この記事にたどり着いたあなたは根っこが真面目な方なのでまず心配ないですが、具体的には次のようなことをしないかどうかです。

 

  • 上司の許可をしっかりと取る
  • 後でハシゴを外さない
  • 全部丸投げしない
  • 責任を相手になすりつけない

 

上司の許可を取らずに勝手にやってしまうことは、後で協力者に迷惑をかける可能性もあります。

そういったリスクに対処せずに巻き込むこと自体が、信頼できないポイントになってしまいます。

 

その他についても簡単に言うと、「協力者に迷惑をかけない気持ち」を持っているかどうかです。

 

「こういったことがない」という安心感がある人には、人は巻き込まれても良いかなと思います。

 

巻き込み力の要素②:背景

 

協力する「理由」や「現状」が納得できるものかどうかです。

それをやらなければならない理由です。

 

次のものをしっかりと伝えましょう。

 

  • 話に筋が通っているか?
  • このまま何もしないとどうなるのか?
  • それをすることでとどうなるのか?
  • それらの具体的な「数値」
  • 非常に助かるとか、かなり困るとかの肌感覚

 

これらがしっかり伝わると、相手の人も「そりゃ大変だな、手を貸そう!」となりやすくなります。

 

巻き込み力の要素③:仕事内容

 

続いては、相手の人がやりたくなる内容かどうかです。

 

得意な分野だと相手も「この分野だったら力を貸せる!」と考えますし、

苦手な分野だと「それはあの人に聞いた方が良いよ」と考えがちです。

 

適材性ですね。

それ以外にも、次のものもあります。

 

  • 相手が興味を持ちそうなこと
  • 相手にメリットがあること

 

こういった具体的な仕事の内容自体にもやりたくなるかどうかがあります。

 

巻き込み力の要素④:その人である理由

 

最後は、他の人ではなく「その人」に協力してもらう理由です。

 

  • その人でなくてはならない理由
  • その人であればどれだけ違うのか?

 

他の誰でもなく、その人である理由です。この理由が強ければ強いほど良いです。

「誰だってあなたじゃなければ駄目なんです」なんて言われたら嬉しいですよね。

 

以上の4つの要素をどれだけ満たせるかで相手の人は「巻き込まれたくなるかどうか」が変わってきます。

 

あなたの「巻き込み力」がわかる20のチェックリスト

 

4つの要素を踏まえた「人を巻き込む力」のチェックリストです。

当てはまるものが多いほど人を巻き込みやすくなっています。

あなたはどれだけ当てはまるでしょうか?

 

人を巻き込む力のチェックリスト

  • ①:あなたは支配ではなく、力を貸してもらう立ち位置だと理解しているか?
  • ②:あなたは本気でそれをやるつもりか?情熱はあるか?
  • ③:問題が起きた時に相手に責任をなすり付けないと思われているか? 
  • ④:困ったことが起きたらどうすれば良いか伝えているか?
  • ⑤:あなたと相手の上司に許可は取っているか?
  • ⑥:背景を簡潔にまとめられているか?
  • ⑦:取り組む価値がどれだけあるのか?
  • ⑧:なぜそれをしないといけないかを納得できる形で説明できるか?
  • ⑨:現状がどうなっているかを説明できるか?
  • ⑩:頼みたい内容をしっかりとまとめられているか?
  • ⑪:相手の強みを活かす内容か?
  • ⑫:相手が興味を持ちそうな内容か?
  • ⑬:頼みたいことはあなたに出来ない事か?
  • ⑭: 頼む相手がその人であるまっとうな理由があるか?
  • ⑮:その人じゃなければならない理由はあるか?
  • ⑯:頼むなら中途半端に口を出さない覚悟はあるか?
  • ⑰:頼みたい相手をあなたは認めているか?
  • ⑱:それは誰かの役に立つ内容か?
  • ⑲:相手にとってメリットがあるか?
  • ⑳:それをする事でその人は称賛されるか?

 

もちろんこれらは全部満たせばいいというわけではありません。

極端な話、他の項目は全部ダメでもあなたの本気度がとてつもなく高ければ、巻き込むことも出来ます。

 

当てはまる項目数だけでなく、どれだけ強く当てはまるかも重要です。

 

でも、当てはまる項目が多ければ多いほど巻き込まれたくなるというのは間違いありません。

だから、抜けている項目があればチェックして、どんどん人を巻き込む力を付けていきましょう!

 

最後に

 

人が集まって、それぞれの強みを活かせば、とんでもない仕事だってやりきれてしまいます。

そして、それをしている時というのはとても楽しいのです。

 

だから、まだその経験をしていない人にはぜひその楽しさを感じてほしいのです。

しかも成果も上がってしまうのだから最高ですよね!

 

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それでは、今日も一日ご安全に!

 

 

 

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  • この記事を書いた人

現場マン

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