勉強しないと話にならないよ!/st-kaiwa1]
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
- 勉強しないたった1つの理由
- 勉強をしない人の末路
- 勉強してる人でも、惜しい人とは?
[st-kaiwa1]この記事を書いている私(現場マン)は工場の現場に関わって10年以上が経ち、工場の様々な問題に対処してきました。
勉強はもともと嫌いでした。
勉強が嫌いな人の悩みとして、「勉強しないとどうなるの?」という点があると思います。
私は学生時代から勉強が好きではなかったので、就職した段階で「これで勉強しなくていい!」と喜んでいました。
しかし、上司からは勉強した方がいいと言われました。
「いやいやいやいやいやいやいや、仕事でこんなに時間使ってるのにさらにプライベートの時間を削って勉強するなんてありえないでしょ!」
こんな事を思いながら、勉強なんて絶対しない!と意気込んでいました。
それから色々なことがあり、しぶしぶ勉強しましたが、段々と勉強自体が楽しいことだということに気づき、様々な勉強をするようになりました。
勉強を続けるうちに、勉強することで大きく得られるものがあることに気づきました。
逆に勉強をしていなかったら、これだけ多くのものを得られなかったということになります。
今回は、勉強しないとどうなってしまうのか?を解説したいと思います。
目次
「勉強」の定義
今回のお話をする前に、勉強とはどういったことを意味するのかを解説しておきます。
私のいう勉強とは、机に向かうことや、本を読むことだけではありません。
それらはもちろん勉強につながりますが、それはあくまでも「学ぶための手段」です。
そして、勉強の本質は「わからないことを知ること」です。
分からないことを自分で調べて理解していくことこそが勉強です。
だから趣味でもなんでも、自分が気になったことを人に聞いたり、ネットで調べて理解していくのも「勉強」になるわけです。
こう言うと、ちょっと勉強という言葉が身近になりますよね。
社会人が勉強しないたった1つの理由
社会人になって、勉強しない人に理由を聞いてみると、つぎのような色々な意見が出て来ます。
- 皆勉強してない
- 忙しくて時間が取れない
- 勉強に使う時間などない
- 出世しなくてもいいから勉強しない
こういった意見が聞こえてきますが、結局はこの一言に尽きると思います。
「そもそも勉強をしたくない」
こういってしまうと身も蓋もないですが、まあこれが理由です。
勉強したくないから、色んな理由を立てているのです。
本当に勉強したければ、人間は何としてでも時間を作るものです。
しかし、現実は厳しいので「勉強したくないなら損をしろ!」という考え方で襲ってきます。
これから解説する損の内容を見ても、受け入れられるのなら勉強する必要はありません。
でも、そうではないなら勉強をすることをオススメします。
社会人は勉強しないとその人生で損をする
社会人が勉強しないことで、かなりの損をすることになります。
それはそれは人生を生きていく上で大きな損です。
次の3つの観点から見ていきます。
勉強しないと損をする内容
- ①:金銭的に損をする
- ②:立場的に損をする
- ③:人格的に損をする
それぞれ解説していきます。
①:金銭的に損をする
まず、金銭的に損をします。
勉強した人とそうでない人で、金額にすると数千万円から数億円ぐらいの差がつきます。
その理由は次の3つです。
勉強しないと損する理由
- 理由①:仕事でステップアップできない
- 理由②:勉強が必要な時になっても勉強ができない
- 理由③:人生で知っておくべき情報を学ぶことができない
順に解説します。
理由①:仕事でステップアップできない
まずは仕事上の話です。
勉強をしないのでスキルアップをすることがありません。
仮にその状態で昇進しても、求められる能力を習得できず役に立ちません。
ひどい場合は何を求められているかすら理解できていません。
実際、上に行けば行くほど、仕事中に得られる経験以上に自分で勉強する必要があります。
例えるなら、RPGのゲームでレベル上げをしないようなものです。
レベル上げを勉強、ボスとの戦闘開始を昇進、ボスに勝つことを仕事をやりきる、で例えてみます。
勉強をしなくても、運よく次のボスと戦うこと(昇進)になることもあります。
しかしレベルが上がっていないので、どう頑張っても勝てません(仕事をやり切れない)。
戦闘に入ってからどんなに一生懸命に戦っても勝てませんよね?それと同じです。
さらにひどい場合は、魔法じゃないと倒せないボスに、魔法を修得できておらず、剣で攻撃してるような場合もあります。
(求められていることに全く答えられていない状態です。)
これでは当然、仕事でのステップアップ、収入のUPなどは望めません。
一番かわいそうなのが、何を求められているか理解すらできずに上司の一言一言に右往左往する管理職です。
どうしていいのわからずに、部下に嫌われないように気を使って上司にも気を使って、というのを見ていると正直かわいそうな気持ちになります。
勉強をしないと、今は大丈夫でもどこかで必ずこうなります。
理由②:勉強が必要な時になっても勉強ができない
続いて、そもそも勉強する習慣がないので、仮に勉強を始める必要に気付いたとしても続けることができずに挫折してしまいます。
勉強をしないと損だと理解したとしても対策が取れずに損をしてしまうのです。
気合で続けるとしても、何をどう勉強したらいいのかがわからないのです。
勉強してる人は知っていますが、学生の頃と社会人の勉強方法が全然違います。
仮に学生時代に勉強が得意だったとしても、この違いを理解して勉強法を変えない限りは厳しいです。
私も過去に何度か数字の勉強をしようと思い立ち、会計の勉強をしてみましたが、見事に身になりませんでした。笑
簡単にいうと、社会人の勉強は、仕事や生活で使うようにしないと、身体に入らないのです。
また、一度身体に入っても、使わないとすぐに消えてしまいます。
勉強だけしてればよかった頃とは違います。
理由③:人生で知っておくべき情報を学ぶことができない
社会には知らないと損するものがたくさんあります。
- 格安スマホ
- 資産運用
- 節税
- 家を買うべきか?
もちろんこれ以外にもたくさんあります。
こういった類のものは情報を持っているかどうかで全然答えが変わります。
わかりやすい身近なところで言えば、格安スマホがあります。
格安スマホは 大手キャリア(au,docomoなど)と比べると、月5000円程度安くなります。
実際に私も使っていますが、大手キャリアの頃と比べても何ら遜色なく使えて、夫婦で月10,000円、年間12万円お金が浮いています。
もちろん 格安スマホに変えるにしても、 それが一体どういうものなのか?、 どうやって切り替えるのか?などを勉強しなければなりません。
これら勉強かと言われるとちょっと違和感を感じる方もいるかもしれませんが「知らないことを理解する」なので、勉強の一種でしょう。
その他にも、資産運用で数百万~数千万円、家を買えば数千万円などのように大きく差がでます。
もちろんお金が全てではないというのも分かりますが、実際問題お金は大事です。
大切なものを大切にするためにもお金は必要です。
以上の3つの理由から、勉強しない人はかなり損をしていることになります。
②:立場的に損をする
続いては、立場的に損をします。
もしかしたら今の時点では、「出世」なんてしなくて、今のままで良いと思っているかもしれません。
でも、考え方はそうじゃないんです。
あなたが変わらなくても、周囲はどんどん変わっていくのです。
これから先ずっと同じことだけを続けていくことは出来ません。
例えば、パソコンの無かった時代に紙に手書きしていた頃の仕事を今でも続けることは可能でしょうか?
今は必要な仕事だとしても、いつ代わりの技術が出てくるかわかりません。
それが出てきたらあなたの仕事は大きく変わります。
これに対応できない人は、当然追い出されてしまいます。
そして、こんな状態の人は当然立場も危うくなります。
あなたの職場には周囲からバカにされ、煙たがられている人はいませんか?
今度はあなたがそうなってしまうのです。
たとえあなたが「会社だけ」は我慢するとしても、かなり精神的にすり減ると思います。
もちろん、平気な人もいるかもしれませんが、人生それで良いの?とは思いませんか?
加えて、真っ先にリストラの対象にもなります。
ですので、給料の安定、精神的な安定の両方から考えてみても勉強しない人の末路は悲惨なものとなります。
もしかしたら、まだ「今のままでもいい」と思っているかもしれませんが、20年後もそう言い切れるでしょうか?
20年後の自分は今の生活に飽きていないでしょうか?
また、例えばとても好きな人が出来たときに、収入や職場の評価で断られてしまうなんてことになったら耐えられるでしょうか?
自分よりも大切なものが出来た瞬間に、勉強しない生活を後悔することになります。
もちろん、そういった「大切なもの」がなければ後悔しないですが、大切なもののない人生の方がつまらないですね。
「大切なものを大切にする」のが、人生を面白くする秘訣ですよ。
③:人格的に損をする
3つ目は人格的な損です。
社会人で勉強しない人というのは、基本的に「他責思考」になってしまいます。
他責思考とは
他責思考とは、何かが起こった時に自分以外の誰かや何かに原因を見出し、自分では何もしないこと。
逆に、自分に原因があると考えて行動するのは「自責思考」。
勉強をしない人というのは、何か必要なことがあっても自分では動きません。
これは、勉強することが求められているにもかかわらず、勉強しないのですから当然です。
もしかしたら、あなたが20代の若い人なら、これはイマイチ理解できないかもしれません。
「そんな勉強するかしないかで人格が変わるわけないだろう」と思うでしょう。
ですが、こういった勉強をするしないだけでも、10年20年と積みあがっていくと、人格に大きな影響を与えるようになります。
そして、私自身、他責思考の人間は関わりたくありません。
「何かあっても全部周りのせいにして自分は何もしない」
こんな人、誰だって関わりたくないですよね。
一方、勉強する人というのは自分を改良するために勉強をしているわけですから、何か起こっても「自分に何が出来るか?」を考えます。
まあ、こちらが普通の思考法ですよね。
その他にも、勉強をすることで「自分は全然ものを知らない」ということを理解できます。
これを「無知の知」というのですが、これがあると人は謙虚になります。
逆に言うと、無知の知がない人は「井の中の蛙」になってしまうのです。
勉強すれば人格的に素晴らしくなる、とは言いません。
でも、勉強しないと人格的にかなりマズいことになるとは言っておきます。
以上のような3つの側面から見てみましたが、勉強をしないということがどれだけ大きな損をすることが納得できたでしょうか?
勉強をしている人でも、もったいない人もいる
続いては、簡単に言うと「ただ単に勉強すればいいわけではない」というお話です。
勉強をしている人でも、非常にもったいない人がいます。
自分が必要だと思ったことをがむしゃらに勉強している人がいます。
これ自体は素晴らしいことなのですが、「何を勉強するか?」をあまり考えずに勉強している場合があります。
勉強して努力していても、求められているものが何かを理解していないと、非常に惜しいです。
ほとんどの場合が、努力に見合った果実が得られないのがつらい所です。
では、どうすれば良いのでしょうか?
対策は目的地を定めること
例えば、「これからの時代は英語は絶対に必要だ」と思い、英語の勉強を始めようと考えたとします。
しかし、勉強を始める前に、それがあなたの人生にどれだけ役に立つか?を具体的に考える必要があります。
その為には、次の事を先に考える必要があります。
- あなたがどうなりたいのか?
- その為の手段は何か?
英語を勉強することがあなたの人生にとって役立つのであれば、どんどんやるべきだと思います。
しかし、「英語喋れるとかっこいい」、「英語が喋れるとなんか役に立つと思う」という程度の理由であればやめましょう。
もっと役に立つことを勉強した方が良いです。
あなたがサラリーマンならば、次のことをまずしっかりと考えます。
- どこのポジションまで行きたいのか?
- どうなりたいのか?
要は、「目的地を定める」のです。
そしてその目的地に行くには何が必要なのかを考えます。
5年先、10年先、それ以上先を想像します。
もちろん正確にはわからないと思いますが、一つもわからないということはないと思います。
少なくとも、必要な能力がいくつかは出てくると思います。
そしてその中で、今の自分にはない能力を勉強して習得していきます。
製造現場にいると、どうしても製造の技術を勉強したくなります。
しかし将来、管理職になって上に行きたいなら別の勉強が必要です。
技術を学びながらも、少しずつでもマネジメントを勉強・実践していくことが必須です。
実際問題、上にいけばいくほどマネジメント能力の方が重要になります。
このように、普段の目線ではなく、自分の仕事人生全体を俯瞰する目線で考えていくと、必要なことが見えてきます。
色々と書いてきましたが、一言で言ってしまえば、
「目的地を決めて、そこへの行き方をちゃんと考えましょう」
ということです。
人生で思うことがある人はこちらの記事をどうぞ。
最後に
総務省統計局の「平成 28年社会生活基本調査」では、
社会人の勉強時間は平均で1日6分
しかなかったそうです。(引用元:総務省統計局 社会生活基本調査)
これはつまり、自分が毎日少しでも勉強すれば簡単に周囲に差がつけられるということです。
そして、少し厳しい言い方にはなりますが、デキる人は勉強なんて当たり前にしてます。
「勉強して当たり前。しないなんて論外。」
こういう感覚です。
とはいえ、とにかく一歩を踏み出すことが大事なので、ゆっくりと、確実に一歩を踏み出していきましょう!
自分の目的を達成する人は、目的地をしっかりと定めて、到達するために必要なことを淡々とこなす人です。
目標達成を目指して、お互い頑張りましょう!
今回は、勉強しないと損する話でしたが、本来勉強は楽しいモノです。
勉強の楽しさについて書いた記事はこちらです。
それでは、今日も一日ご安全に!