「無理」に対処する方法があるよ!
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
- すぐに無理という人の「無理」の意味
- すぐに無理という人への対処法
- 「無理」と言わなくなる方法
すぐに「無理」という人たちと仕事をする事が多く、その対処法を実践してきました。
すぐに「無理」と言ってしまう人との向き合い方を考えている人のよくある悩みとして、「どうすれば、いちいち無理と言われずに仕事が出来るだろうか?」という点があると思います。
私も以前は何かを提案してもすぐに「無理」と言われてきました。
とくに経験が浅い頃は、いったん「無理」と言われてしまうとそれ以上進めようがなくなってしまい、悔しい思いを何度もしてきました。
これを繰り返すうちにだんだんと鍛えられていき、「無理」という人への対処法も解ってきました。
そこで、同じ悩みを持つあなたに私が見つけた方法を解説しようと思います。
私は今も「無理」と書くだけでも、かなり嫌です。
本当に「無理」という言葉が嫌いです。人のやる気をへし折る最悪の言葉だと思います。
少しでもこの言葉を使う人が減ればいいなと思います。
目次
すぐに「無理」と言う人の「無理」の意味と捉え方
「無理!」
と言われたからといって、うっとおしいのは間違いないですが、本当に無理なわけではないのです。
大体が次の3つの状況で使われていますが、どれも無理じゃないです。
「無理」が使われる3つの状況
- 状況①:ちょっと考えてみたが、簡単に解決する手段が見つからない場合に使う
- 状況②:今までやった事のない事で、やってみないと分からない場合に使う
- 状況③:物理的に無理な場合に使う
①と②は「無理」とはちょっと違うというのは分かると思います。
時間がないという理由で「無理」という人もいます。
状況③はちょっと違和感を感じるかもしれませんが、例えると次のようなものです。
人間が空を飛ぶのは物理的に無理。
→確かにそのままでは飛べないが、飛行機があります。無理じゃないです。
つまり物理的に無理な場合でも、本当に無理かどうかは全く証明されていないのです。
どこかに解決策があります。
「無理」という言葉をそのまま「不可能」の意味で捉えるのではなく、次のような意味で捉えましょう。
- 状況①:ちょっと考えてみたが、簡単に解決する手段が見つからない場合に使う
- 状況②:今までやった事のない事で、やってみないと分からない場合に使う
- 状況③:物理的に無理な場合に使う
これを次のようにとらえます。
「無理」の捉え方
- ①今考えたくらいでは解決する手段がぱっとは思いつかないな。
- ②今までやったことないからわからないな。
- ③それはそのままのやり方では出来ないね。何かアイデアが必要だ。
これくらいの意味で捉えておくと、いちいち疲れないで話をする事が出来ます。
これを踏まえて、次は対処法を解説します。
すぐに「無理」と言う人への対処手順
対処手順はこれです。
「無理」という人への対処手順
- 手順①:やりたいことを説明して協力を依頼する
- 手順②:無理の理由を細かくする
- 手順③:根本の出来ない理由まで細かく落とし込む
- 手順④:それを1つずつ対策する
解説します。
手順①:やりたいことを説明して協力を依頼する
いきなり依頼したところで、すぐに「無理」の一言で片づけられては困るので、上司を通すなどして断れないようにしておきます。
その上で、あなたからもしっかりと協力を依頼して筋を通します。
ここを筋を通さずにいると、余計に協力してくれなくなるので覚悟して依頼しましょう。
手順②:無理の理由を細かく分解する
まずは中身を相談します。
当然、ここで「無理」と言われますが、その理由を細かく聞き出していきます。
これは紙に書き出して、全体をチェックできるようにします。
いくつかの無理な理由を聞いている間に訳が分からなくなることがあるので、必ず紙に書き出しましょう。
手順③:根本の出来ない理由まで深く落とし込む
例えば、品質を担保できないから無理と言われた場合にも、
- 品質のどの項目か?
- その項目が基準から外れる理由は何か?
- どの設備が影響するのか?
- その設備の具体的に何が影響を与える原因なのか?
などを細かく聞いていきます。
深く深く突っ込んでいくイメージです。
奥の奥まで突っ込むと、本当の原因が見えて来ます。
最初はとてつもなく大きな障害がある様に感じていたのに、意外と小さな理由が原因であることが多いです。
手順④:それを1つずつ対策する
ここまでくれば、あとは出来る対策を取っていくだけです。
小さな原因であれば、対策は思っていたよりも簡単になります。
結局「無理」という人は、問題点の整理が出来ていない場合が多いのです。
だから、そこを整理してあげることでおのずと解決策が見えてくるようなります。
「無理」という人に絶対やってはいけない事
注意点
すぐに無理という人に対して、反発したり、プライドを傷つけるような事を言うのは絶対にやめましょう!
言いたい気持ちはとても分かります。
「なら、もう黙ってろよ!」と言いたいです。
でも、それをしてしまうと、相手は意固地になって余計に協力してくれなくなります。
ここを我慢すると、最初は無理と言っていた人でも、話が進んで「出来る」と思い始めたときに手を貸してくれます。
それが、その人とケンカしてまえば、後で相手が「手伝ってもいいかな」と思った時にも相手は手を貸しづらくなってしまうのです。
あなたの目的はそれを進めることです。
気持ちは分かりますが、ここはグッと抑えて気長に行きましょう。
そもそも「無理」と言わなくなる方法
対処法は分かったけど、それでも「無理」といわれるのはうっとおしいですよね。
ここでは、そもそも「無理」と言わなくなる方法を解説します。
短期的には先ほど書いたように、上司を使うなどして強制的に協力させる方法があります。
しかし、これは無理やりやらせているので、相手の本来の力が発揮されていません。
時間はかかるが「無理」と言わなくなる人に変える方法
それは、「自分で手を出してやってもらう」ことです。
結局、新しいことであったり、何かの取り組みを自分でやっていないから「無理」と言われる苦労を知らず、口だけ達者になってしまうのです。
だから自分で、何かを変える事をやってもらう事で「無理」という言葉の与える重みを理解してもらえばいいのです。
最後に
以上のような方法で私は「無理」という言葉と戦ってきました。
今では「俺はもう無理とは言わない」とはっきりと言葉にしてくれた人もいます。
こうなると強い現場にもなれるし、何より仕事が面白くなります。
そして「無理」という言葉のストレスも感じることなく快適に仕事が出来る様になりました。
おそらくあなたはまだこのストレスと戦っているのかもしれませんが、この手順を続けていればいつか必ず解放されます。
ぜひ、どんどん挑戦できる職場に変えていきましょう!
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