素晴らしいものではないけど、超簡単に2分で作れるよ!
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
- 朝礼のスピーチネタの作り方
- 緊張が少しやわらぐ方法
- 朝礼のスピーチが最低限でいい理由
毎日朝礼で話をしており、朝礼のスピーチも当然経験してます。また、周囲の人がスピーチを嫌がっているのも目の当たりにしています。
朝礼のスピーチが嫌だと考えている人のよくある悩みとして、「ネタが見つからない。緊張する。」という点があると思います。
私も最初の頃はネタが見つからず、スピーチの一週間前から嫌な気分になり、ネタも見つからず途方に暮れていました。
スピーチ当日も緊張して話す内容を忘れるのはもちろんの事、足が震えたりしていました。
そんな状態でも、10年以上スピーチをしていると、それなりにネタの作り方や緊張をやわらげる方法などが体感できるようになってきました。
もちろん、今でも話すのは嫌です。でも、話す内容に困らなくはなりました。緊張をやわらげる方法も編み出せました。
そこで、私が見つけた方法を解説しようと思います。
※注意
今回の内容は朝礼のスピーチを無難にサッサと済ませたい人向けです。
決して素晴らしいスピーチをする方法ではないので、ご注意ください。
その理由も後半で解説しています。
目次
誰でも朝礼ネタに悩まなくなるスピーチの作り方
このスピーチの作り方のメリット
このスピーチの作り方は、どんなネタでも一発でそれっぽいスピーチのネタに変えてしまいます。
しかもネタを変えればいくらでも使いまわせてしまうので、今後はスピーチのネタに悩む必要がなくなります。
結局、面倒なのは毎回ネタを探す事ですよね?
それを解消できるのがこのスピーチの素晴らしい所です。
そして、このスピーチネタは自分の仕事に活かす内容になります。
ですので最低限の体裁を保つことができています。
というのも、結局朝礼のスピーチというものは仕事に関係する話を求められているからです。
スピーチの作り方の手順
それでは、前置きが長くなりましたがスピーチの作り方を解説していきます。
スピーチの作り方
- 手順①:何でもいいからネタを決める
- 手順②:「変化した部分」か「変化しない部分」を見つける
- 手順③:「変化し続ける必要がある」か「変化しない大事な部分がある」につなげる
- 手順④:自分の仕事に関連付ける
順に解説します。
手順①:何でもいいからネタを決める
これは一部の避けた方が良い話でなければ、本当に何でもいいです。
クリップ、コップ、電卓、食べ物、スマホなどの「物」でも良いです。
天気やニュース、趣味など、本当に何でもいいです。
とりあえず目についたもので決めてしまいましょう。
ただし、次のような話は避けましょう。
避けた方が良いネタ
- 政治の話
- 宗教の話
- 人や何かを悪く言う話
- 人前で話せない話
とりあえず何でもいいので決めてしまいます。
手順②:「変化した部分」か「変化しない部分」を見つける
次は、その選んだネタの「変化した部分」か「変化しない部分」を見つけます。
スマホであれば、
- 変化した部分→ガラケーからスマホに変わった
- 変化しない部分→人とのコミュニケーションをとること
天気であれば、
- 変化した部分→最近雨が増えた。昔よりも雨の量が多い。
- 変化しない部分→傘の形は昔からあまり変わらない。
こんな感じです。
簡単ですね。
手順③:「変化による影響」か「変化しない大事な部分がある」につなげる
次は、その変化に対して変化をする必要があるかをみます。
スマホの場合:
- 変化した場合→ガラケーからスマホに変わることで大きなビジネスの変化があったと思う。
- 変化しない場合→人とのコミュニケーションはずっと変わらない大切なもの
天気の場合:
- 変化した場合→雨が増えたことにより洪水などからの防災をする必要がある
- 変化しない場合→傘の大事な部分はよくわからないが、変わらない大切な部分がある。
こんな感じです。
手順④:自分の仕事に関連付ける
最後は、その変化の有無を自分の仕事に関連付ければ完了です。
ここはどんなネタでも一緒です。
- 変化がある場合→自分も仕事でそういった変化する部分というのを見極められるようにしたい。
- 変化がない場合→自分も仕事で変わらない大切な部分というのを大事にしていきたい。
これで終了です。
簡単ですね。
「スマホ」と「天気」でそれぞれまとめると次のようなスピーチになります。
テーマ:スマホ
この10年ほどで「スマートフォン」は大きく普及しました。
10年前では「ガラケー」ばかりだったのが、今ではほとんどの人が「スマホ」に変わっています。
ということは「ガラケー」は「スマホ」にとって代わられてしまった事になります。
そうなると、当然「スマホ」という新しいモノを作る大きなビジネスチャンスがあり、チャンスをモノにした人たちがいます。
それはガラケーを作っていた人なのか別の人なのかは分かりませんが、チャンスをモノにした人がいるのは変わりません。
スマホのような大きな話ではありませんが、私も自分の仕事で「変化」をしっかりと見極めて対応していけるようになりたいと思います。
こんな感じです。どうでしょうか?それっぽいスピーチになっていませんか?
もう一つ、天気の例を出してみます。
テーマ:天気
最近は雨が多い季節です。
雨の時みんなが使うのは傘ですが、これは昔から形があまり変わっていません。
変わらないということは完成された形で変化する必要がないということかもしれません。
それはつまり本質を突いた大事な部分なのかもしれません。
ただし、変わらない事と変化に対応できていない事は違うと思います。
変化を嫌がっていたら、いずれ市場から取り残されてしまいます。
私は傘のプロではないので、傘の形が「変化する必要がない」事なのか、「対応できていない」のかは分かりません。
ですが、自分の仕事では、変化すべき部分とそうでない部分をしっかりと見極められるようにしていきたいと思います。
これも同じ型でを使って2分で作りました。
このようにして、サクッとネタ作りが出来てしまいます。
もちろん、これは素晴らしいスピーチではないです。
でも、怒られないし、悪い印象もない、無難なスピーチです。
サクっと終わらせたい方には超オススメですよ!
もう一度載せておきます。
スピーチの作り方
- 手順①:何でもいいからネタを決める
- 手順②:「変化した部分」か「変化しない部分」を見つける
- 手順③:「変化する必要がある」か「変化しない大事な部分がある」につなげる
- 手順④:自分の仕事に関連付ける
スピーチの回数が多い人は別パターンも試せます。やる事は単純です。
手順②、③が次のように変わっているだけです。
- 手順①:何でもいいからネタを決める
- 手順②:「良い部分」か「悪い部分」を見つける
- 手順③:「良い所を活かす」か「悪い所をチャンスと捉える」につなげる
- 手順④:自分の仕事に関連付ける
これだけで、スピーチのパターンを増やす事が出来ます。
スピーチの緊張をやわらげる方法
ネタは作れたけれど、スピーチはどうしても緊張してしまう…。
そんなあなたは、次の方法を使うとちょっとはマシになります。
(さすがに緊張しなくなるとは言いません…。)
緊張のやわらげ方
- 方法①:体を動かして話す
- 方法②:ゆっくりと話す
- 方法③:心構えを見直す
方法①:体を動かして話す
話している時に緊張するのは仕方のない事ですが、次のようなイメージで口だけでなく体を動かす事で少しマシになります。
- 話のネタが近場にあれば、指をさして皆に見てもらう
- 小さいモノであれば持ってくる
あまり極端な事をやりすぎると変に目立ってしまうので、注意した方が良いですが、個人的にはかなり効果を感じます。
皆の目線や注意がそちらに向かうからなのかもしれません。
おススメです。
方法②:ゆっくりと話す
1文話すたびに、1秒~2秒程度止めて話してみましょう。
別にもっと長くなってしまっても大丈夫です。
話が止まると、自分だと話に詰まっているように思ってしまいますが、聞いてる人は「ゆっくり落ち着いて話しているな」と感じるのです。
だから、焦らず1文1文ゆっくりと話せば大丈夫です。
方法③:心構えを見直す
最後は心構えですが、いくつか知っておいて欲しい事があります。
スピーチの心構え
- 上手なスピーチじゃなくていい
- みんな緊張している
- トレーニングしてまで上手に話したいか?
- 実際あんまりみんな聞いてないし、すぐ忘れる
- 緊張したって良い
これらは全てスピーチをする時に気分を軽くしてくれます。
自分のスピーチとなるとつい「うまくしゃべらなくちゃ!」と思ってしまいます。
でも、ほとんどの人がどうでも良いと思っています。
実際他人のスピーチについて色々考えないですよね?
先週誰がスピーチしてどんな話をしていたかはあんまり気にしないですよね?
もし、あなたが「気にしている」という場合でも、周囲の人は気にしていません。
正直どうでも良いのです。
だから、気分を楽にサクッとスピーチを終わらせてしまいましょう!
私の朝礼のスピーチについての考え方
私の朝礼のスピーチについての考え方は、「適当に済ませる」ですが、この考え方には理由があります。
それは、そもそも朝礼のスピーチの存在価値が無いと考えているからです。
スピーチの目的でよく聞くのは次のものです。
- 人前でスピーチするトレーニングのために行う
- 朝礼で話す事で職場の士気を上げる
実感があると思いますが、効果も意味もないです。
トレーニング効果はない
トレーニングというけれど、周囲の人でだれか朝礼のスピーチのおかげで話すのがうまくなった人はいるでしょうか?
誰もいないですよね?
毎日話せというならわかりますが、月一回とかそれ以下で話しても効果なんてありません。
ただ毎回緊張するだけです。
結局、スピーチで緊張しなくなるのは「どれだけ短期間で場数を踏んだか?」です。
だから、頻度の低い朝礼のスピーチにトレーニング効果はありません。
士気を上げる
これも実感があると思いますが、士気なんか上がらないですよね?
しかも、そもそもそれを考えるのは一般社員ではなく、管理職の仕事です。
以上の理由から、朝礼のスピーチは必要ないと考えています。
とはいえ、どちらにせよスピーチをしなければならないのは変わらないでしょう。
だから時間を使わずにサクッと済ませてしまいましょう!
最後に
どうしても人前で話すのは緊張してしまいますよね。
この記事を読んでスピーチ前のゆううつな気分を少しでも解消できればと願っています!
是非一度お試しください!
もしあなたが意図を持ってスピーチをしたいと思っているなら、こちらの安全のスピーチが参考になるかもしれません。
もしあなたが管理職であれば、こちらのマネジメントについての記事を読むと、それもスピーチネタになると思います。
それでは、今日も一日ご安全に!