
今までの上司がやっていたようなことをすればいいのだろうか?
マネージャーの仕事や役割っていったい何なのだろう?

マネージャーってのは役割を理解しているかどうかが重要だよ。
それによって大きく差がつくから、よく理解しておいてね!
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
- マネージャーの仕事を果たす3つの手順
- 具体的に動き始める時の4つの手順

マネジメントについても多くのマネージャーと関わり、時には指導をする事もあります。
今後マネージャーになる人や、なったばかりの人のよくある悩みとして、「そもそもマネージャーの仕事って何だろうか?」という点があると思います。
私自身、若手の頃にマネージャー不在の職場で、実質的にマネージャーの立ち位置になった時期があります。
この時は、マネージャーって何なの?何をすればいいの?のレベルでしたので、色々と悩み、不安になりました。
そのころに一から勉強を始めてもう10年ほどたちますが、日々勉強と職場での実践を積み重ねて来ました。
マネジメント出来ていない組織のマネージャーに、役割を理解してもらっただけで、面白いほどに組織がうまく回りだしたこともあります。
それによって、だいぶ「マネジメント」というものが見えて来て、何を求められているのか?何をすればいいのかが腹に落とせました。
そこで、私が習得したマネージャーの役割について解説しようと思います。
注意
前半は抽象的な事が多いのでピンと来ないかもしれませんが、後半で「じゃあ、具体的に何をすればいいの?」の疑問に答えています。
ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
マネージャーの仕事を果たす3つの手順
手順は次の通りです。
マネージャーの仕事を果たす手順
- 手順①:マネージャーの役割を知る
- 手順②:組織の目的を考える
- 手順③:目的を達成する為の道筋を用意する
この手順で進めば、マネージャーの仕事が果たせるようになります。
手順①:役割を知る
まずは、マネージャーの役割を知らなければ何もできませんので、解説していきます。
この記事を読むことで役割を知り、何をしたら良いかを考えられるようになります。
マネージャーの役割として求められているのは一言で言い表せます。
マネジメントの本質とも言えます。
マネージャーの役割:組織の目的を達成し、最高の成果をあげる事
たったこれだけです。
マネージャーの役割を理解している人とそうでない人では、何をするにしても目的が違っています。
例えば、同じ「部下の管理」でも目的が異なります。
✖:部下を管理するのが目的→意味の(あまり)ない報告書を求めてくる
〇:最高の成果をあげる為に必要な管理をする→必要な部分のみ求めてくる
(成果を上げるのが目的)
このようになります。
また、「最高の成果をあげる」と言うと、
「部下にムチ打って目的を達成すればそれでいいのか!?」と考える方がたまにいます。
しかし、そのように部下を働かせて、将来までしっかりと成果を上げ続ける事は出来ません。
これでは、「最高の成果」とは言えません。
だから、最高の成果をあげ続ける為に、部下が成果をあげやすくするためにはどうするか?など、色々なことを考えていかなくてはならないのです。
最高の成果を上げるために考える事
役割が理解出来たら、次に最高の成果を上げるために何をするかを考えていきます。
これは次の2つの事を考えます。
マネージャーの考える事2つ
- 最高の成果とはどんなものか?
- 最高の成果を上げるにはどうすれば良いのか?
これらを考えていくのが、手順②と③です。
手順②:目的を考える
最高の成果をあげる為には、組織の目的を考えます。
自分より上の組織が何をしたくて、何を求められているか?
これを考えないと効果的な対策が考えられず、まともな成果をがあげられません。
例えば、生産量が落ちて人余りの状態になっている部署で生産効率を上げてもあまり意味がありません。
もちろん、効率を上げるのは重要な事ですが、「今やる事」ではないのです。
それよりも、人余りの状態ならば、その人手を使って成果を上げる方法を考える方が重要です。
もっとも、人余りが一時的な状態だと分かり切っていて、その先をどうするか?を考えて、
未来に備えて効率を上げておく、というのならもちろんOKです。
このように、目的によってやる事は大きく変わります。
だから目的を考えるのです。
手順③:目的を達成する為の道筋を用意する
目的を考えたら次に、「その目的はどうすれば達成できるのか?」を考えます。
例えば、1千万円のコストダウンを目的とした時に、
1件100円の改善をいくら積み上げようとしても無理があります。
だから、「どうやったら1千万円を達成できるのか?」を考えます。
それは、材料の変更かもしれませんし、設備の改造かもしれません。
もしかしたら、具体的には思いつかないかもしれません。
必ずあなた一人で考えないといけないわけではない
部下にもあなたより詳しく知っている部分が必ずあるので、その知恵を借ります。
このように書くと、「それはマネージャーの仕事じゃないの?」
と思うかもしれませんが、自分の組織が最高の成果を上げられるのであれば、それもアリなのです。
あくまでも、マネージャーの役割は、「組織の目的を達成し、最高の成果を上げる事」です。
どこにも「あなたが一人で考えなさい」とは書いていません。
出来る人に上手にやってもらうのも重要なやり方の一つ
マネージャーのあなたが、部下に考えるように指示すればそれでもOKです。
(もちろん、責任はあなたですよ(笑)!)
このようにして、目的達成の為の道筋を用意します。
用意が出来たら、あとは部下に達成してもらいます。
マネージャーの仕事を果たす手順
- 手順①:マネージャーの役割を知る
- 手順②:組織の目的を考える
- 手順③:目的を達成する為の道筋を用意する
以上の3つの手順は、マネージャーとしての最も重要で、マネージャーのみに与えられた責任であり、権限です。
だから、この手順を行う事で、マネージャーの役割を果たせます。
逆に、この手順を行わなければ、あなたがマネージャーである存在意義はなくなってしまいます。
マネージャーとして具体的に動き始める時の4つの手順
次の4つの手順を行う事でマネージャーの仕事を果たす力がつきます。
具体的に始める4つの手順
- 手順①:テーマを1個選ぶ
- 手順②:その目的を考える
- 手順③:目的に沿って道筋を考える
- 手順④:実行する
マネージャーが「何を考えて何を実行していくのか?」の練習です。
手順①:テーマを1個選ぶ
とにかく始めてみる。
いきなり組織のマネジメントを行うのはイメージがつかめていないので難しいです。
まだ漠然とした感覚だと思いますので、自分の組織で考えてみる事を練習していきます。
分からないと悩んでいても何も進みません。始める事で理解できます。
とりあえず、自分の組織で考えられそうなことを、何か1つ選んでみましょう。
材料ロス、設備改造、故障の改善、消耗品・修繕費の削減、何でもOKです。
改まって1個選ばなくても、今の自分の仕事の中から選んでもかまいません。
とりあえずいきなり難しそうなテーマにはせず、気楽に何か考えられそうだと思う事を1つ選びましょう。
身近なテーマから目的を考える事にさかのぼっていく事で目的を考える練習をします。
ここでは、説明用として、「材料ロス」を例にとってみます。
手順②:その目的を考える
これが最重要でこの練習の目的です。
他の部分はここと比べたら、やらなくてもいいくらいです。
何か1つ選んだら、自分の組織のなかで、
- なぜそれを選ぶのか?
- どれくらいやる必要がある?
を考えてみます。
例:材料ロスの低減
例①:材料ロスによる損失が年間でこれくらいだから、10%減らしてみよう。
例②:今この製品は販売を伸ばそうとしているが、ロス率が高い。先々問題になりそうなのでこれを減らしてみよう!
このように、自分の組織の状態とテーマをリンクさせます。
こうやって考える事で、自分の組織の事を考える取っ掛かりになります。
これを色々なテーマで繰り返すと、組織とそのマネジメントが見えるようになります。
手順③:目的に沿って道筋を考える
具体的にどうやって達成するかを考えます。
アイディアが出なければ、部下に聞いて回りましょう。
材料ロスで言えば、10%削減する為に、どこに手を付けるか?です。
- どこでどれだけ発生しているか?
- なぜ発生するのか?
- どんなところに改善の余地があるか?
などを調べていきます。
手順④:実行する
ある程度算段が付いたら、実行します。
ここでは、部下にやってもらうのでも構いませんが、
あくまで手始めの練習なので、自分の中だけで済ませてもかまいません。
「自分の組織全体を見つめながら、何をするべきかを考えていく」
以上のような4つの手順で見ていきます。
やる前にはっきりと伝えておきますが、これをしたからと言ってすぐにマネジメントを理解する事は出来ません。
でも、これをする事で、だんだんとこの記事で言ってる意味が理解できるようになっていきます。
どうしたらいいか?というのを1つ1つ考えていく事が出来るようになるのです。
1個終わったら次に取り掛かり、これを繰り返していきます。
「こんな事やっても変わらない!」と思うかもしれませんが、1個ずつ考えて進めていると発見があるのです。
その発見を1つ1つ理解し、腹に落としていかなければ、判断に迷った時におかしな判断をしてしまいます。
遠回りに見えるかもしれませんが、確実に力を付ける為には最高の方法です。
ぜひ試してみてください!
マネージャーになると、「マネジメント」は避けて通れません。
マネジメントについてもっと詳しく知りたい場合は、こちらの記事がオススメです。
最後に
マネージャーの役割を理解し、それを実践していく上で、1つ1つは難しい事をやっているわけではないです。
しかし、いきなり全体を見るのはとても難しいです。
いきなり全部をやるのではなく、全体像を知ったうえで一つ一つ着実に力を付けていくしかありません。
道のりは長いですが、一つずつ乗り越えていきましょう!