上手なスピーチのの作り方を紹介するよ!
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
- 安全講話のスピーチの作り方
- 安全講話で話す目的を考える
- スピーチをするのは目的を果たす為
安全の話を人前でする事も多く、今ではもうネタに困る事もなくなりました。
安全のスピーチをする事になると、まずは「どんな話をしようか?」を悩むと思います。
私も慣れない頃は色々とネタ探しに困った時期もありました。
安全について話せと言われても…。と思っていました。
とにかくネタを探すのに必死になっていました。
しかし、ネタを探すのは大事ではありますが、もっと注意しなくてはならない点があります。
それは、「話の構成」をしっかりと考えることです。
これをしっかりと考えることでスピーチは格段に良いものになります。
そしてこれは、知ってさえいれば全然むずかしいことではないのです。
そこで今回は、安全講話のスピーチの作り方について解説したいと思います。
目次
安全講話のスピーチの作り方
次の手順になります。
安全講話のスピーチの作り方
- 手順①:スピーチの目的を決める
- 手順②:伝わる方法を知る
- 手順③:テーマを決める
- 手順④:話をまとめる
手順①:安全講話のスピーチの目的を決める
まずは、スピーチすることでどうしたいのかを決める必要があります。
目的がないと話の軸がぶれるので、先に目的を決めてしまいます。
スピーチの目的はずばり、「聞いた人の安全意識を高める」ことです。
そして、それをどんな風に意識を高めてもらうのかを決めます。
安全講話の目的
- 誰にどうなって欲しいのか?
- その為に何を伝えるのか?
こういった内容を具体的に考えます。
ちょうど、この記事があなたに伝えたいことがあって記事にしているので、例として挙げてみます。
この記事が伝えようとしているのは次のことです。
- 誰に:スピーチの作り方を知りたいあなたに
- どうなって欲しいか?:スピーチでの安全の話を成功させてほしい
- 何を伝えるか?:スピーチの組み立て方、参考例
これがこの記事の目的です。
こんな感じで具体的に決めてしまいます。
安全講話だとこんな感じでしょうか。
転倒災害で考えてみます。
- 誰に:現場で作業する人(聴衆がどんな人か?)
- どうなって欲しいのか?:転倒災害を起こさないようになって欲しい
- 何を伝えるか?:どんな時に転倒災害が起こるかを知ってもらう
私は今、転倒災害がどんな時に起こるかは知らないので、これから考えます。
こんな風にどうしたいかを決めてしまえばいいのです。
手順②:伝わる方法を知る
続いては、テーマとは少し離れますが、伝えるうえで知っておいた方が良い事を解説します。
スピーチの目的は相手に何かを伝えることです。
しかし、ただ何も考えずに話すと、そもそも話自体を聞いてもらえない場合すらあり得ます。
そうならないように、最低限これだけは知っておきましょう。
話を聞かせる3つのポイント
- ポイント①:つかみ
- ポイント②:構成
- ポイント③:話の内容
ポイント①:つかみ
話の取っ掛かりの部分になるので、受け入れられやすい内容か、普通とは違う切り口で始めます。
1つ目は親近感のある話で興味を持ってもらう方法です。
受け入れられやすい内容の例
- ✖:「WHOの調査で世界の労働時間の~」
- ○:「この工場でも結構残業をしている人が見受けられますが、労働時間の~」
「WHO」は基本的にほとんどの人がなじみの薄いものなので、工場の残業してる人だと距離が近くなって興味を持たれやすいです。
2つ目は、あえて最初に変なことを言って注意を引く方法です。
普通とは違う切り口の例
- ✖:「安全に関して、以前から考えていましたが、~」
- ○:「ぶっちゃけて言いますと、私は安全なんてどうでも良いと思っていました。ですが、~」
このように、普通だったら相応しくないことを最初に言う事で、「えっ!?」と注意をひく事が出来ます。
しかし、極端すぎると逆に聴衆に嫌われて聞いてもらえなくなります。
あとは、必ず最後はプラスの方向にもっていってください。そうでないと、後で怒られるでしょう。
ポイント②:構成
続いては、話の構成ですが、超簡単な話です。
先に結論を言ってしまいましょう。
今日、私はこれから皆さんに「転倒災害」を知ってもらい、防止したいと思ったので、そのお話をしたいと思います。
転倒災害は~
このような感じで、最初にこちらがどうしたいのかを宣言してしまうと、聞き手もわかりやすく、しかもスムーズに話に入っていけます。
ポイント③:話の内容
話の内容は、次の3つがオススメです。
- 意外性のあるもの
- なるほどと思うもの
- 基本だけど大事だなと思うもの
大体この3つの話をすれば、おおかたの人は良い話だと思ってくれます。
多くの人は話の内容が大事だと思いがちですが、変な話でもない限り「つかみ」と「構成」がしっかりしていれば意外と皆さん満足してくれます。
手順③:話の内容を決める
伝えたい事、何に気を付けたらいいかを理解したら、次はいよいよ話の内容を決めていきます。
ここまでをもう一度おさらいします。
安全講話の目的
- 誰にどうなって欲しいのか?
- その為に何を伝えるのか?
話を聞かせる3つのポイント
- ポイント①:つかみ
- ポイント②:構成
- ポイント③:話の内容
これらを踏まえた上で、話の内容を決めます。
目的をしっかり決めているので、意外と悩みません。
私は先ほど転倒災害について例をあげたのでその流れで行きたいと思います。
転倒災害を防ぐ為には、まずそれが起こっている原因を調べてみます。
Googleで検索するとが出て来ました。
年間2万件以上の転倒災害が発生しておりますが、転倒災害の典型的なパターンは、「滑り」、「つまずき」、「踏み外し」の3つで、いずれもちょっとした原因が大きな災害につながっています。
厚生労働省:職場のあんぜんサイト(https://anzeninfo.mhlw.go.jp/information/tentou1501_12.html)
その他、調べてみると色々と出て来ました。
- 転倒災害の深刻さ
- 加齢とつまずきの関係
- 身体能力のセルフチェック
などが見つかりました。
この中で、私だったら転倒災害が「件数が多く深刻な問題」なのが意外に感じたので、それを選んでみます。
このような形で、目的に沿った内容をネットで調べていけば、話したい事なんていくらでも作る事が出来ます。
手順④:話をまとめる
以上のような形で決めていけば、あとは話の構成をまとめるだけです。
結論を述べる
↓
テーマについて述べる
↓
再度結論を述べる
これだけです。
基本的に伝えたいことを強調した話は分かりやすいので、聴衆はとても好みます。
もちろん、それだけで100%ウケの良い話が出来るわけではありませんが、これをするのとしないのでは間違いなくウケが良くなります。
スピーチの緊張をほぐす方法
スピーチをする時、どうしても緊張してしまいます。
私自身、スピーチでしゃべるのは結構緊張するタイプです。
私の場合は場数を踏んだことで何とかなりましたが、緊張への対処法もありますので、参考にしてください。
以前にこちらの記事で緊張をほぐす方法を書いていますので抜粋です。
ネタは作れたけれど、スピーチはどうしても緊張してしまう…。
そんなあなたは、次の方法を使うとちょっとはマシになります。
(さすがに緊張しなくなるとは言いません…。)
緊張のやわらげ方
- 方法①:体を動かして話す
- 方法②:ゆっくりと話す
- 方法③:心構えを見直す
詳細はこちらの記事です。
ちなみにこちらの記事は朝礼でのスピーチですが、朝礼のスピーチには私は価値が無いと考えています。
だから、適当に無難なスピーチをしておけばいいのです。
ただ、今回の様な安全講話だったりは、意味があると思っていますので、しっかりスピーチできる方が良いですね。
最後に
このような話をすれば中々良い安全講話が出来るようになります。
最後に繰り返しますが、人前で話す時は、次の2つを考えて話をしましょう。
- 何を伝えたいのか?
- 相手にどうなって欲しいのか?
これさえできればきっと印象が大きく変わりますよ!
まだネタに困っている方はこちらをどうぞ
安全関係でこの辺の話をするのもありかもしれません。
それでは、今日も一日ご安全に!