これを意識して行えば、仕事が出来る人になれるよ!
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
- 仕事が出来る人とは?
- 仕事が出来る人が持つ3つの能力
- 仕事が出来る人になるトレーニング法
仕事が出来る人について考え、現場で実践してきました。
仕事が出来る人になりたいと感じている人のよくある悩みとして、「何をすれば仕事が出来る人になるのだろうか?」という点があると思います。
昔の私は典型的な出来ないヤツでした。仕事は遅く、中身も大したものではなく、上司から嫌われていました。
ちょっと忙しくなるとテンパってあたふたしていました。
そんな状態でも、図々しくも仕事が出来る人になりたい思いは強く、色々と試してみました。
現場の人を集めて「仕事が出来るって何だろう?」という討論会を開いたこともあります。
そういった事を繰り返すうちに、いくら仕事の出来ない私でもさすがに色々なことが見えて来ました。
そして、それを意識しているとだんだんコツが見えてきました。
この経験から「どうすれば仕事が出来る人になれるのか?」を見つけ出し、私自身でその効果も実証できました。
そこで、私が見つけた方法を解説しようと思います。
目次
仕事が出来る人とは?
まずは、「仕事が出来る人」について解説します。
仕事が出来る人とは
相手を満足させられる人
とても単純ですが、結局はこれになります。
それは、どんな仕事でも結局は求められたことをこなすのが仕事だからです。
仕事とは相手の求めることを行うことで、その代価をもらうことです。相手の求めていない事をしても意味がないのです。
例えば、多機能家電なんかが良い例です。
そんな機能求めてないのにどんどん機能を上乗せしていき結局売れない…。
これはどうみても仕事が出来るとは言えないですよね。
それだったら、相手が満足する機能だけが付いて、他の機能は少ない方がはるかに相手を満足させられますね。
もちろん、相手がまだ気づいてない事を形にしてあげるのもこれに含まれます。どちらにせよ相手は満足する事になるからです。
だから、仕事が出来るとは「相手を満足させられるかどうか」なのです。
仕事が出来る人に必要な3つの能力
次は相手を満足させる能力について解説します。
仕事が出来る人の3つの能力
- 能力①:思考力
- 能力②:行動力
- 能力③:相手を喜ばせる能力
能力①:思考力
思考力は全ての始まりです。
思考力を高める事は最重要です。
思考力とはまさに今あなたがこのページを見ているのも思考力を使った事による結果です。
今あなたが思考力を使ったことによって、このページを見る行動に結びつきました。
仕事が出来る人になる方法を考えなかったら、このページを見る事はなかったと思います。
このように、思考力がすべてを支配します。
仕事が出来る人になる為に何をすべきか考える
つまり相手を満足させるににはどうすれば良いかを考えます。
仕事に結びつけると、次のようになります。
- 「その仕事がどんなものを求められているのか?」
- 「どこ変えれば、その求められたものを達成できるのか?」
- 「より良くするにはどうしたらよいか?」
こういった事を常に考えながら仕事をします。
例えば「そこ、2Sしといて」と言われたら、そのまま2Sをするのではなく、
- なぜそう言われたのか?
- どうして欲しいのか?
を考えるのです。
それは、単に汚かっただけかもしれませんし、言われなくても当たり前にやっておけよ、と言う事かもしれません。
そのあたりを考えて、相手がどうして欲しいのかを想像します。
この様な考え方を持つ事が出来なければ、仕事が出来る人になる事はできません。
思考力のトレーニング
よく聞く方法かもしれませんが、この方法が効果的です。
「仕事を一つ上の役職になったつもりで考えて行う。」
自分のやっている仕事を、上司がどういう風に見るだろうか?を想像します。
例えば、日報の付け方1つを取ってみても思考力を使う事が出来ます。
- どの部分を見たいと思うのか?
- 余計なことを書いていないか?
- その日報を上司はどういう使い方をしているか?
こういった事を考えて日報を見直すと得る所があるのではないでしょうか?
日報でなくてもなんでもいいです。自分のやってることを上司になったつもりで見てください。
これを日々実践出来ればいいのですが、日々の仕事に追われるとなかなか継続するのが難しいのも現実です。
そこで、次のようにしましょう
思考力のトレーニング手順
- ①:上司になったつもりで1日1個だけ考えたことを書きだす。
- ②:毎日続ける
たったこれだけです。
思考力は使えば使うほど使いやすくなります。
毎日1回でも使っていればすぐに当たり前に考える事が出来るようになります。
能力②:行動力
次に重要なのが行動力です。
どんなに思考力が高くて素晴らしい事を考えても、行動しなければ何の価値もありません。
多くの人が思考力を使っても、行動をしません。
次の一言に尽きます。
言い訳しないでとにかくやる
なんだかんだ理由付けてやらないとか、そんなことでは相手が満足するわけないので、覚悟を決めましょう。
どんなに思考をこねくり回しても、最後はやるかやらないかです。
行動力の他のメリット
行動力する事で結果が得られる以外にもメリットがあります。
行動する事のメリット
「行動する事で何を考えるべきなのかが見えてくる」
何も行動しないと、何を考えるべきなのかがわからないのです。
行動すると、次に何をすればいいのかも考えられるようになります。
このように、思考力から行動が始まり、行動する事でより思考が深まるのです。
「思考→行動→思考→行動→・・・・」のサイクルをひたすら繰り返していく事が重要です。
実はこれ、仕事でよく出てくる「PDCA」も同じことを言ってます。
PLAN(思考)→DO(行動)→CHECK(思考)→ACTION(行動)といった感じですね。
とくに最初のうちは何をするにしても分からないことだらけなので、思考はほどほどにして、行動しましょう。
行動していけば、少しずつ考えるべきことが見えてきます。
能力③:相手を喜ばせる能力
思考力と行動力よりも重要度は一段下がりますが、評価されやすくなる効果的な部分なので紹介します。
結局、相手を満足させるには「どれだけ喜ばせたか?」です。
喜ぶポイントはたくさんあり、その中でも代表的な3つを紹介します。
早さ
仕事の多くはむずかしい事ではなく、単純な事の組み合わせです。
特に、頼まれ仕事の場合は5分~10分で終わってしまう事が結構あるものです。
そして、これをすぐにやります。相手が言う納期は関係ありません。
「1週間以内にもらえれば良いよ」と言われたりしますが、これをすぐにやります。
この1週間以内という納期は非常にあいまいでこちらを気遣って設定していることがほとんどだからです。
頼む側の本音としては、
「(早ければ早いほど嬉しいんだけど、「今すぐ」と言うのも気が引けるから、)1週間以内にやってもらえますか?」
こういう事がよくあります。そして、この隠れた本音の部分を満たしてあげる事で、相手は喜ぶわけです。
そうすると喜んだ分だけ「あいつは仕事が早い」→「あいつは出来る!」となっていきます。
他にも自分の為になるメリットがあります。
それは、「後でやることがあると脳が消耗してしまう」ことから解放されることです。
詳細はこちらの記事に書いています。
積極性(対人スキル)
次は積極性で、対人スキルなども含まれます。
例えば、仕事を頼む時になんだかんだ言って仕事を引き受けてくれない人というのはどう思うでしょうか?
極論を言えば、好きでその人に頼んでるわけではなく、「仕事」でやっているのです。
ですので、頼んだ事に対してウダウダと言わずに積極的にやってみましょう!
仕事自体の技術力
最後は仕事自体の技術力です。
これはその人の仕事によって求められることが大きく異なります。
自分の仕事それ自体の知識、能力、技術力です。
設備や生産の事をよく知っており、求められているモノを相手に与える事です。
これが高く、他の人にはできないことだったりすると、相手が喜ぶ確率が跳ね上がります。
これは日々の仕事の背景なども含めて興味を持って色々と知るように心がけましょう。
5年後に大きな差が出ます。
相手を喜ばせる時の注意点
相手を喜ばせたい。
こう思うのは素晴らしい事ですが、仕事の目的を「相手を喜ばせる事だけ」になってしまうと、行きづまります。
というのも結局、相手を喜ばせる事だけを考えていると、「喜ばないけど必要な事」が出来なくなるからです。
例えば、上司のA課長から「右に向かって走れ!」と指示が出たとして、上司を喜ばせる為に全力で右に向かうとします。
すると上司の上司であるB部長から「左にむかって走れ!」という指示が出る事があります。
相手を喜ばせる事だけを考えていると、右にも左にも走って結局位置は最初と変わらない事になります。
傍から見るとかなりアホみたいな話ですが、当人は真剣です。
仕事の軸がないとこんな風になってしまうのです。
だから、言われたことをやるだけでなくなぜそう考えるのか?を考えないといけないのです。
つまり、思考力です。
実際にこういう風に相手の顔色ばかり見る人がいて、初めのうちは良く動くので評価されていました。
しかし、結局相手の顔色をうかがっているだけなので、自分では何も考えられず言う事がその時々で変わってしまいます。
ちなみに、こんな人間が上司になるととても苦労します。
だから、しっかりと目的を考えて行動すれば問題ないです。
仕事が出来る人に訪れるメリット
相手を満足させられるようになると、次のようなメリットが訪れます。
仕事が出来る人に訪れるメリット
- メリット①:会社での評価が良くなり、給料が上がる
- メリット②:(特に女性陣からの)評判が良くなる
- メリット③:仕事がお願いしやすくなる
- メリット④:レベルの高い仕事が舞い込んでくる
- メリット⑤:レベルの高い仕事をすることでさらに自分のレベルを上げられる
- メリット⑥:上記の内容によって、仕事がより面白くなる
特に解説はしませんが、相手を満足させられることでこんなにも多くのメリットを受け取る事が出来ます。
これを受け取る事で「仕事が出来る→仕事のレベルが上がる→さらに仕事が出来る人になる」といった、正のスパイラルを経験できます。
デメリットは仕事がいっぱい回ってくることですが、自分のレベルが上がると自然と仕事を人に振る方法も覚えます。
仕事が増えても周囲に振れるので、意外とデメリットとも言えないですね。
こういった意味でも、仕事が出来る人になるのは面白いですね!
最後に
仕事が出来る人になるにはコツがあって、それさえつかめば仕事が出来る人になれます。
最初は難しいかもしれませんが、意外とすんなりと習得できます。
自分の仕事のやり方を改善して、仕事が出来る人になりましょう!
その為に、どんどん考えて行動しましょう!