もちろん不安だろうけど、それに対処する方法もあるよ!
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
- とにかく始めてしまった方が良い理由
- 不安のになる3つの理由
- 新しいことに挑戦することで得られるもの
- 不安に打ち勝ち新しいことを始める手順
新たな設備を導入したり、これまでにないやり方を多数編み出したりしてきました。
新しいことを始めようとしている人のよくある悩みとして、「とにかく不安だ。」という点があると思います。
昔の私は新しいことを始めるのが苦手でした。
その理由は周りから色々言われたからです。
提案しただけで怒られることもよくありました。
だから、新しいことから逃げるようになっていました。
しかし、経営状況が悪化し、同じことを続けていたのでは駄目だと痛感し「とにかく何かできないか?」と新しいことを探さざるを得なくなりました。
そうして、新しいことに挑戦しだすと今まで不安だったものの正体が見えて来ました。
確かに、新しいことというのは始めるまではとてつもなく不安でした。
でも、その不安は適切に対処すればしっかりとコントロールできるようになりました。
この経験から「新しいことを始める不安を乗り越える方法」を見つけ出し、私自身でその効果も実証できました。
そこで、私が見つけた方法を解説しようと思います。
目次
新しいことに不安を感じるのは分かるけど、とにかく始めてしまおう!
新しいことを始めるのは「不安」です。
確かにその気持ちは痛いほどよくわかりますが、とにかく始めてしまう方が良いのです。
なぜかというと、不安というのは正体さえ解き明かせば全く怖くないからです。
例えば、心霊写真なんてものは正体がわからないから、幽霊だとかを想像してし恐怖を感じます。
でも、正体が解き明かされて加工されたものだと分かると、途端に同じ写真でも全然怖くなくなります。
不安というのはこのようにして、未知のものを色々と想像してしまうから起こるのです。
だから、正体さえ突き止めてしまえばいいのです。
新しいことを始めるのに不安を感じる3つの理由
不安の正体を突き止めるには、不安になる3つの理由を知ることが重要です。
不安になる3つの理由
- 理由①:今の状態を変えるのが怖い
- 理由②:失敗したらどうしよう
- 理由③:やってないから不安
1つずつ解説します。
理由①:今の状態を変えるのが怖い
今の状態を変えるのが怖い。
そりゃ、今と全く同じことだけを続けているのは楽ですよね。
これは心理学的にはコンフォートゾーンといいますが、要は「同じことをするのは気楽」ということです。
しかし、「新しいこと」は、今までと違うことをするので、このコンフォートゾーンから出なければならないのです。
だから気が重いのです。
つまり、あなたが感じている不安感は、その新しいこと自体が不安なのではなく、今までと違うから不安なのです。
「未知のものだから怖い」なのです。
それとは逆に、今のままずっと同じだったらどうなるでしょうか?
10年後も同じことをしていて大丈夫でしょうか?20年後はどうですか?
そして、この未知のものへの挑戦を行わないということは、怖くて動けずに、なんだかんだ理由を付けてやらない人間になるということですが、これもOKでしょうか?
繰り返しになりますが、人間の性質として、「今の状態を変える」ことに対する不安は消えません。
でもそれは、始めるつもりの「新しいこと」に対する不安ではなく、「今の状態を変えること」に対する不安なのです。
不安に感じるけど、これはそういうものなんだな、と理解しておくことで楽になります。
そしてこの不安感は、1回やってさえしまえば、次からはそれが「今の状態」になります。
だから、不安なのは最初の1回だけなのです。
理由②:失敗したらどうしよう
漠然と「失敗したら嫌だな。」と思うと不安になります。
誰だって悪い方のことを考えて不安になることはあります。
でもこれは、実際どれくらいのダメージがあるのでしょうか?
これは2パターンあります。
新しいことが失敗した時のその物事に対する損失
「新しいこと」が失敗した時の損失は実害が出ることもあります。
それを具体的に計算し、実際いくらなのか?取り戻せるのか?をはっきりさせます。
計算してみると意外と損失は小さいかもしれません。
損失の大きいモノについては、そのまま放置はできないので対策を取ります。
このようにして損失を許容できる範囲になるまで対策を講じ続けます。
許容できないレベルで新しいことを行うのは挑戦ではなく無謀です。
計画が甘いだけです。
このようにして、たとえ失敗しても許容できるレベルまで損失を落としていきます。
具体的にすることで、どれだけのリスクがあって、それを許容できるかどうかが分かるので不安は薄れます。
失敗したら評価が下がる、周囲に笑われるなどの評価に関する損失
こちらについては、実害はほぼありません。不安なだけです。
これも具体的に考えてみます。
評価が下がる
この件が失敗しただけで本当に評価が下がるの?
評価が下がると給料が下がる?
→給料が具体的にいくら下がる?月1000円?
→それで生活できなくなる?
これ、大問題でしょうか?
もう一つ見てみます。
周囲に笑われる
本当に笑われるの?
→笑われたとしても、新しいことに挑戦することを笑うようなレベルの低い人に笑われて何が問題?
→笑われて具体的にどうなる?→職場にいられなくなる?
こんな感じです。
個人的な経験としては実際そんなに笑われないですよ。
自分が思ってるほど、周囲の人はこちらのことなんか見てないです。(笑)
それと、挑戦した姿を評価する人は結構います。
とくに自分が挑戦した人は挑戦することを応援してくれます。
不安を乗り越えて通ってきた道ですからね。
こうやって不安を具体的にしていくと、何をすればいいのかも見えてくるし、不安感も減らすことが出来ます。
理由③:やってないから不安
実際問題、「新しいこと」はやるまではどんなに不安に思っていても、やってしまえば大したことない場合がほとんどです。
つまり、やってないから不安なだけです。
どんなにリスクを見えるようにして理解しても、実際に行動して確かめるまでは不安を0にすることはできません。
やってないからいつまで経っても状況が変わらずに不安なままなのです。
サクッとやって早く安心してしまいましょう。
新しいことに挑戦すると何が得られるか?
続いては、新しいことに挑戦することでどんなことが得られるか?を考えていきます。
挑戦することによって次のものが得られます。
しかも、これは挑戦することによって得られるものなので、成功しようが失敗しようが得られます。
新しいことに挑戦すると得られるもの
- ①:自身の成長
- ②:周囲の評判
- ③:新たなネットワーク
- ④:新しいチャンス
それぞれ解説していきます。
新しいことに挑戦して得られるもの①:自身の成長
新しいことに挑戦することで得られる最も大きなものは自身の成長です。
成長にも色々ありますが、ここでは知識・実力の側面と精神の側面から見てみます。
まず、挑戦することによって、これまでやらなかったことをやるので、新たな知識や経験を得ることが出来ます。
それ以外にも、仕事のやり方であったり、考え方も大きく変わることが多いです。
これらによって、自分の実力が大きく成長していきます。
また、このような知識・経験を得ることで、精神的にもかなり成長することが出来ます。
コンフォートゾーンから抜けだして、勇気を出して新しいことに挑戦することはとても大変なことです。
それを自分自身で行ったことは大きな自信になります。
行動した現実、意外と不安は乗り越えられるということ、こういったことは自分で経験しないと体で理解することは出来ません。
挑戦することによってこれらを体で理解でき、大きく成長することが出来ます。
新しいことに挑戦して得られるもの②:周囲の評判
続いては、周囲の評判が変わります。
これは、成功と失敗で評判が変わってしまう側面ももちろんあります。
しかし、近くで見てくれている人ほど、成功しても失敗しても評価してくれるようになります。
失敗したときに評価を下げてくるような人は挑戦したことがないショボイ人間です。
そんな人からの評価なんて何にもならないので気にしなくて大丈夫です。
また、仕事が出来る人ほど「新しいことに挑戦する」ことがどれだけ大変で大切かを知っています。
だから、そういう人は絶対に「挑戦」を笑いません。
成功しようが失敗しようが「挑戦」したこと自体を評価してくれます。
もちろん、ただやみくもに突っ込めばいいというわけではないですよ。
それはただの「無謀」であって、「挑戦」ではありません。
色々な検証をして、一個ずつ積み上げて挑戦していくことが重要です。
新しいことに挑戦して得られるもの③:新たなネットワーク
次に得られるのは、新たなネットワークです。
新しいことに挑戦することで、普段の仕事では関わりのない人と仕事をすることも多いのです。
普段の仕事では絡みのない部署の人と仕事をすることになります。
そうすることで、あなたのネットワークが広がります。
共に新しいことに挑戦することで短い期間でかなり親密になることも多いです。
私自身よくあったのが、互いをリスペクトしながら仕事を進める関係です。
私には出来ないこと、わからない事を相手に相談するので当然リスペクトします。
そして、相手も挑戦する私のことをリスペクトしてくれて協力してくれるのです。
この関係が出来ると急速に仲良くなれますし、仕事も面白くなります。
新しいことに挑戦して得られるもの④:新たなチャンス
最後は、新たなチャンスです。
実力が上がって、周囲の評判も良くなり、新しいネットワークも出来上がると、新たな仕事が舞い込むようになります。
挑戦する前の自分には回ってくることのなかったタイプの仕事です。
これは、スケールの大きな仕事の場合も多いです。
要するに、自分のやってきたこと、実力が評価されたことによって回ってくる仕事です。
挑戦→実力UP→さらなる挑戦
この繰り返しによって、人は成長していきます。
不安に打ち勝つ具体的な手順
次は具体的に不安とどう向き合い、どうやって打ち勝つかを解説します。
手順は次の通りです。
不安に打ち勝つ手順
- 手順①:不安に感じることを紙に書き出す
- 手順②:新しいことがやる価値があるのかを確認する
- 手順③:不安の正体を見つける
- 手順④:それでも躊躇するならだれかに客観的に見てもらう
- 手順⑤:それでも不安だとしてもスタートしてみる
手順①:不安に感じることを紙に書き出す
まずは、次のことを紙に書き出します。
- 新しい事をやるメリット
- 新しい事をやるデメリット
- 不安に感じる所はどこか?
- 失敗したらどうなるのか?
- 不安に感じる所に対策はできないか?
紙に書く事で、漠然とした不安が具体的になります。
具体的になると、どう対応したらいいのかがおのずと見えて来ます。
いざ書いてみると、あれ?こんな程度のことだったの?と思うことも多いのでおススメです。
手順②:新しいことがやる価値があるのかを確認する
紙に書き出した内容から、その新しいことが始めるに値することかどうかを検討できます。
新しいことに挑戦するメリットとデメリットを検討していきます。
いくら不安に打ち勝ったとしても、意味のないことをやっても仕方がありません。
本当に価値のあることをやるのです。
ここで価値が見いだせないなら新しいことはやめます。
手順③:不安の正体を見つける
次は、デメリットと、不安に感じる所はどこか?、失敗したらどうなるのか?を確認します。
先ほどの笑われるとか、評価のように突き詰めて考えていくと正体が見えて来ます。
正体が見えたら対策を検討します。
正体が見えないから不安は強く、最悪の想像をしてしまいます。
わかってしまえば対策がとれるので怖くなくなります。
手順④:それでも躊躇するならだれかに客観的に見てもらう
それでも、まだ強い不安が残っている場合は、誰かに客観的に見てもらいましょう。
書いた紙を協力的な人に見てもらって、実際どう思いますか?と質問してみましょう。
そうすると、不安にとらわれていないその人が冷静に判断してくれます。
間違っても否定的な人に相談してはいけません。不安をあおって来るだけです。
手順⑤:それでも不安だとしてもスタートしてみる
メリットはある、不安な所は対策できている。
他の人の判断ももらった。
これでも不安だという場合は、残る不安は「変わること」に対する不安です。
この不安はスタートしない限りどうしようもないので、そのままスタートしてしまいます。
やれば不安は解消されます。
以上の手順で新しいことに挑戦すれば、不安は大きく減ると思います。
もちろん、不安に思っていることが現実に起こることもありますが、周囲に状況を説明して了解を取っていれば何とでも対応できます。
対策の取れない問題なんてありません。
ですので、ここがあなたの男気の見せ所です。
仮にどうしても解決できなければ元に戻せばいいのです。
だから、不安で身動きが取れなくなる前に、さっさと紙に書き出してスタートさせてしまいましょう!
いざ始めるとなると邪魔してくる人もいます。この記事はそういった時の参考になると思います。
最後に
新しいことに挑戦する時は、すぐに始めないでモヤモヤ考えしまうと、余計に始められなくなってしまいます。
だったら後先考えずにこの手順でサッサと新しいことに挑戦してみましょう!
こうやって、少し冒険するつもりで仕事をしてみると新しい発見がありますよ!
また、新しいことを始めるには時間も必要です。
どうしても忙しい場合は、こちらの記事で時間効率を上げることについて考えた方が良いと思います。
まあ、これはこれで大事なことですが、個人的には新しい事を後回しにするくらいだったら、思い切って新しい事をやってしまう方が収穫があると思います。
それでは、今日も一日ご安全に!