合格できるか不安だ・・・
こんな疑問に答えます。
本記事の内容
- 危険物取扱者甲種試験の概要
- 危険物取扱者甲種の勉強方法
30代半ばになって、1年間で危険物取扱者甲種、高圧ガス製造保安責任者甲種化学、第一種衛生管理者の3つの資格を取りました。
全部一発合格しました。
危険物の資格を取ろうとしている人のよくある悩みとして、「どんな勉強をすれば合格できるのだろうか?」という点があると思います。
私自身、危険物甲種の勉強をした時は何から勉強していいかわからず迷いました。
どんな勉強をすれば合格できるかが分からないまま勉強するのは精神的にも結構きつかったです。
私は転職直後で、資格試験に落ちるとメンツが、、、というのもあったので、
とにかくがむしゃらに勉強しました。
しかし、試験を受けて合格したうえで思い返すと、
「このやり方で数十時間の時間を無駄にしていた」なんてこともありました。
そして、いま改めて思うのは、
ただがむしゃらに勉強するのではなく、
「勉強のやり方をしっかりと考えて計画を立てた上でしっかりと勉強すれば」
そしてほぼ間違いなく合格できると思います。
さらに、ネットで勉強法についても検索しましたが、
- テキストはこれを買った
- 勉強時間はこれくらい(人による)
のようなざっくりした情報ばかりで、
あまり役に立たなかったというの現実もありました。
ですので、今回の記事では危険物取扱者甲種の試験で、
合格できる勉強方法について、具体的に解説します。
ネットで調べても出てこなくてモヤモヤしていた
詳しい勉強方法の部分を中心に書いています。
是非、じっくり読んで勉強して、甲種試験に合格してください。
目次
危険物取扱者甲種の概要
まずは敵を知ることが大事です。
資格試験の概要です。
受験者数 | 2万人台/年(甲種のみ) |
合格率 | 40%弱程度 |
試験科目 | 3科目 ・危険物に関する法令(法令) ・物理学及び化学(物化) ・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(性消) |
試験方法 | 5者択一のマークシート方式 |
試験時間 | 2時間30分 (35分後から退室可) |
問題数 | 法令:15問 物化:10問 性消:20問 |
合格基準 | 3科目がそれぞれ60%以上で合格 ・法令:9問/15問 ・物化:6問/10問 ・性消:12問/20問 |
もしかしたら内容が変わっている可能性もあるので、
詳細は一般財団法人消防試験研究センターのHP(http://www.shoubo-shiken.or.jp/)で確認してみてください。
また、危険物の甲種は受験資格があります。
しっかりと確認しておきましょう。
ざっくり言うと、大学で化学を学んだ人、乙種の免状を持っている人などです。
その他有用な情報の乗っているページの各種リンクを貼り付けておきます。
私の経歴と合格までの勉強時間と成績
勉強時間や方法はその人の状態により変わってきます。
ですので、まずは私の状態と、勉強時間、成績を説明します。
私の経歴
まずは、私の経歴です。
- 年齢:30代半ば
- 学歴:化学系学部卒、大学時代は遊んで過ごした
- 職歴:総合職の製造スタッフ
- 資格取得歴:20代半ばごろにいくつか取得。QC検定とか簡単な資格のみ。公害防止管理者は1科目試験受けないで帰るレベル
- 家族構成:既婚、未就学児が2人
こんな感じで、いわゆる典型的な勉強してないヤツです。
こんなレベルなので危険物甲種を受けるのはとても不安でした。
資格取得のための勉強時間
基本的には、平日は2時間/日、週末は4時間/日で3カ月間勉強しました。
ですので、合計でざっくり200時間強程度の勉強時間です。
しかし、後述しますが勉強方法をミスっており、
効果の無い勉強に数十時間も費やしてしまいました。
私と同じような経歴(化学の基礎知識がある)の方であれば、150時間程度で十分かと思います。
ざっくり、平日1.5時間/日、休日3時間/日程度のイメージですね。
私の危険物甲種の試験成績
上記の勉強時間での成績がこれです。
- 法令:86%(15問中13問正解)
- 物化:80%(10問中8問正解)
- 性消:95%(20問中19問正解)
この点数で言いたいのは、要するにラッキーで受かったわけではないということです。
恐らくよほどのことがない限り不合格にはならないでしょう。
それくらいの余裕のある所まで勉強できていたということです。
また、ネットで検索すると、
「俺は短時間で合格できた」みたいなイキリに近いものもあります。
若い人なんかだと
「いかに最短時間で合格するか?」
と考える人が多いですが、これはやめた方が良いです。
私の周りにもいましたが、それで不合格になって何度も試験受けてる人もいます。
こういうのが結局はいちばんの時間の無駄ですからね。
ちゃんと余裕で合格できるラインまで勉強しておくのが良いと思います。
使用した教材
これは特別思い入れがあるわけではないですが、
2冊使用しました。
こちらを教科書として使用しました。
王道です。重要な箇所が目立たせてあり、
よく出題されている箇所がどこかもしっかり教えてくれるので、わかりやすいです。
もう1冊は問題集です。
私はこれを使用しましたが、今見ると値段めっちゃ上がってるので、
この値段で買う必要はないと思います。
問題がいっぱい載ってれば何でも大丈夫です。
代わりに探してみましたが、こちらをオススメします。
値段も手ごろですね。
この2冊があれば十分です。
もう1つ必須なのが過去問です。
残念なことに、危険物は過去問としての販売はありません。
しかし、一般財団法人消防試験研究センターのHPに過去問が載っていますので、
それを印刷か保存しておきましょう。
こちらが過去問のリンクです。
http://www.shoubo-shiken.or.jp/kikenbutsu/exercise.html
実際の試験形式で受けると問題集で問題を解くのとはまた違います。
時間配分等のイメージもできるので、必ず試験前に実施しましょう。
危険物甲種の各科目の概要
続いては、各科目の概要を説明していきます。
「法令」の概要
危険物の分類方法や、各種法律、届け出、表示など、幅広い理解が必要となります。
普段、法令と接する機会が少ないので、肌になじみにくく覚えるのに抵抗があるかもしれません。
例えば、次のようなものがあります。
- 危険物の貯蔵タンクの種類、容量、タンク間に必要な距離
- 消防や知事への届け出が必要な場合がどんなものか?
- 施設の検査の基準ややり方、記録の残し方
- 届出等の各種手続について
出題範囲は広いですが、
出てくる部分はある程度絞られているので、
そこまで無茶な内容ではありません。
「物化」の概要
続いて、物化です。
物化は高校化学のレベルの難易度です。
私はこの科目が最も時間を使いませんでした。
勉強時間も200時間中30時間も使っていないと思います。
出題範囲の一例としては次のようなものです。
- PV=nRT
- 電池
- 燃焼
- 混合物と化合物の違いなど
高校生の頃を思い出す非常に懐かしい出題範囲です。
難易度自体は、ちょっと思い出せばすぐ解けるような問題です。
ですが、物化については出題数が10問しかありませんので、
5問間違えたら不合格です。
私は試験当日に自信のない問題がいくつか出てしまい、かなり焦りました。
着実に問題集で問題を解いておきましょう。
「性消」の概要
危険物で最も厄介なのがこの科目です。
とにかく出題範囲が広く、物質の種類だけでも百種類以上は出て来ます。
一例として、以下のようなものが出題されます。
- 1類~6類までのそれぞれの特徴
- 各類での共通の性質、消火方法
- 各物質の特徴(色、引火点、沸点、溶解性、腐食性など)
この科目は、出題範囲が広すぎるので、問題集を解くだけでは合格するのは厳しいです。
物質名単体でそれぞれの特徴を覚えていくのでは、無理があります。
3類は○○、といったような体系的な理解をすることで、覚えていく事が必須です。
とはいえ、1つ1つは難しいものではないので、
体系立てて、ひたすらに覚えていけばよいです。
以上が3つの科目の概要となります。
危険物甲種の科目別の勉強方法
続いては、各科目の具体的な勉強方法について解説します。
ここでは各分野についての解説ですが、
後で、科目含めた総合的な勉強方法も解説しますのでご安心ください。
「物化」の勉強手順
物化の勉強方法としては、次の手順で行います。
「物化」の勉強方法
- 手順①:テキストをざっと眺める
- 手順②:問題を解いてみる
- 手順③:分からない部分を読み込んでいく
- 手順④:問題をひたすら解く
物化手順①:テキストをざっと眺める
まずは、テキストで物化の範囲をざっと眺めていきます。
非常に懐かしい分野がたくさん出て来ます。
この段階ではテキストを読み込む必要はなく、
「こういうのが出てくるのね」
という認識が持てれば十分です。
ざっと30分~1時間程度で範囲を眺めるくらいのイメージです。
物化手順②:問題を解く
続いて、問題を解いていきます。
どんな出題のされ方をされるかを知るためです。
大半の問題が「あぁ、こういう感じね」と、
すぐに理解できると思います。
ここで若干怪しいものも出てくるはずですので、
その部分は問題に印をつけたり、メモしておきましょう。
一通り問題をざっと解きます。
物化手順③:分からない部分を読み込む
つづいて、先ほどわからなかった部分をテキストでじっくりと読み込んでいきます。
テキスト自体も重要な部分を分かる様にしてくれているので、
そういった部分を重点的に、原理を理解しましょう。
物化の範囲は計算問題が多いので、
背景の理解を十分にしておく必要があります。
私は、「電池」の分野などが、かなり忘れていたので、
読み込んで理解し(思い出し)ました。
物化手順④:再度問題を解く
テキストを読み込んで理解したら、あとはひたすらに問題を解くだけです。
一通りやってみて手ごたえのある部分が多くなったら、ひとまず終了です。
また、テキストと問題を解くのに使用する時間の割合としては、
「テキスト:問題=2:8」ぐらいのイメージです。
実際には後述しますが、ざっと見た後は、
試験2週間程度前から思い出す形で問題を解けばOKでしょう。
以上のような流れで物化の勉強を行います。
理解度は人により差があるので、
分からない部分はしっかり勉強する、わかる部分は飛ばす、をしっかりと意識して勉強しましょう。
「法令」・「性消」の勉強方法
続いて、法令と性消の勉強手順です。
この2つの科目は勉強方法としては全く同じになります。
「法令」・「性消」の勉強方法
- 手順①:暗記ノートを作成する
- 手順②:問題を解く
- 手順③:覚えられない部分に対処する
法令・性消手順①:暗記ノートを作成する
まずは、暗記ノートを作成します。
大事な部分をノートにまとめるのではなく、暗記ノートを作成する
これが重要です。
というのも、先ほど書いた無駄な勉強方法というのがまさしく、
「大事な部分をノートにまとめる」なのです。
私は十時間以上かけてノートにまとめた後に、
「で、これどうするの?」
と途方にくれました。
範囲が広すぎて、ノートにまとめても何書いたかなんてほぼ覚えていません。
まとめノートを作っても覚えられないです。
だから作るの、覚える為の暗記ノートなのです。
暗記ノートについて解説します。
暗記ノートは大事なところを空欄にしてあり、その答えが別の所に書いてあるものです。
私は大学ノートの左ページに問題、右ページに答え、といった形で作成しました。
もちろん、ノートでなくても大丈夫です。
むしろパソコンで作って印刷した方が楽だと思います。
いずれにせよ
問題を解く形式にして、
何度も繰り返し暗記に使用できる形にしておけばOKです。
暗記ノートに書く内容は、基本的にはテキストの太字の部分になります。
具体的には次のようなイメージで作成します。
法令の暗記ノート
問題:保安距離が必要なモノ5種はなにか?
答え:製造所、一般取扱所、屋内、屋外、屋外タンク
性消の暗記ノート
問題:3類の黄リン
色や 色の 状個体
や に溶けないが、 、 に溶ける
答え:白色、淡黄色、ろう状、水、アルコール、ベンゼン、二硫化炭素
また、暗記ノートに書くレベルとしては、
「このノートを覚えたら絶対合格できる!」
と思えるレベルの内容を書いていくことになります。
実はこれが結構大事なポイントで、
勉強する上で「これさえ覚えれば絶対合格できる!」と
思えるのは精神的に重要です。
ゴールが明確になるので、
「後は突っ走るだけ」という精神状態になれます。
また、こんなのを大量に覚えなければならないとは・・・
と不安になったかもしれませんが意外と大丈夫です。
こんな感じで、問題形式で暗記ノートを作成して、ひたすら繰り返していきます。
量としては、私は大学ノートでこれくらいのページ数になりました。
- 法令:問題15ページ、答え15ページ
- 性消:問題20ページ、答え20ページ
法令・性消手順②:問題を解く
さらに、暗記ノート以外にも問題を解きます。
暗記ノートは体系立てて覚える為に行い、
問題は試験で合格する実力を養います。
暗記ノートだけでは問題に対応できないですし
問題だけやっても合格するのは難しいでしょう。
両方やるのが肝要です。
法令・性消手順③:覚えられない部分に対処する
暗記ノートや問題をやっていると、
どうしてもそれだけでは覚えきれない部分が
出てくるはずです。
そういった部分はそのままでは覚えられないので、
テキストを読み直したり、
ネットで検索して見たりしましょう。
特にオススメなのは、
実物があるものはその写真等を見てみることです。
脳に対していい刺激となり、覚えられるようになるので、
行き詰まった部分はそうやって対応しましょう。
試験に合格するための総合的な勉強手順
ここまで、各科目の勉強方法を解説しました。
しかしこれだけでは、
- 何から手を付けて良いのか?
- 何をどれくらいやればいいのか?
- それぞれの科目の兼ね合いはどうなるのか?
などの疑問が全然解決されていません。
そういった部分を含めて、
実際に何をどんなふうに、どれだけ勉強すればいいのかを解説します。
全科目を含めた、
総合的な勉強手順は次のようになります。
総合的な勉強手順
- 勉強手順①:全体を把握+計画立案
- 勉強手順②:物化の実力確認
- 勉強手順③:法令暗記ノート作成
- 勉強手順④:法令暗記ノート勉強開始
- 勉強手順⑤:性消暗記ノート作成
- 勉強手順⑥:性消暗記ノート勉強開始
- 勉強手順⑦:法令実践問題を解く
- 勉強手順⑧:性消実践問題を解く
- 勉強手順⑨:物化実践問題を解く
- 勉強手順⑩:理解できない部分の再学習
- 勉強手順⑪:過去問実施
時間軸も含めてガントチャート的にまとめると下記のようになります。
勉強手順①:全体を把握+計画立案
試験の3か月前が勉強のスタートになります。
まずは手順①から始めていきます。
基本的に手順①では、この記事をじっくり読み込んでいけばほぼ完了です。
試験がどんなものでどんなふうに勉強をすれば良いのかを理解し、
勉強の計画を立てます。
1日で完了できるでしょう。
勉強手順②:物化の実力確認
ここでは、物化の試験範囲と自分の実力を把握します。
30分ほどでテキストの物化の範囲をざっと眺めていきます。
続いて、どんな出題のされ方をされるかを知るために問題を解きます。
ここで若干怪しいものも出てくるはずですので、
その部分は問題に印をつけたり、メモしておきましょう。
一通り問題を解いて完了です。
これも1日でやってしまいましょう。
ここで、実力を把握出来たら物化の勉強は一旦終了です。
最初わざわざこんなことをするのには、意味があります。
というのも、これをしないと試験1ヶ月前まで「物化」の勉強を始めないことになります。
1か月前まで中身を知らないというのは、精神的にかなりプレッシャーになるからです。
だから、最初に大して難しくないことを知っておけば、
安心して他の科目を勉強できます。
勉強手順③:法令暗記ノート作成
続いては、法令の暗記ノートを作ります。
これは、先ほど説明したとおりに暗記ノートを作成します。
期間的には2週間で仕上げましょう。
これさえ作れば、あとはこのノートで暗記するだけです。
私の時は大学ノートで30ページ分ほどの
暗記ノートになりました。
勉強手順④:法令暗記ノート勉強
続いては、法令暗記ノートを使って勉強をします。
クイズ形式になっているので、ひたすらにやっていけばよいです。
朝、昼休み、夜、隙間時間も活用してどんどん覚えていきましょう。
また、暗記ノートの2週目くらいからは
間違えたところにチェックをつけましょう。
どこで間違えたかが分かるようになり、
どこが理解できていないかが分かります。
そして5周くらいすると、簡単に解ける問題がどんどん増えてきます。
暗記ノートは回数をこなすほど覚えていくので、
短時間でその周回数を増やすために、覚えている問題は飛ばします。
つまり、チェックの付いた問題だけをやるのです。
そうすると、暗記ノートを1周するのにかかる時間は
飛躍的に短くなります。
ちなみに、覚えた問題を忘れるのが不安な場合は、
次のやり方が良いでしょう。
- 平日はチェックのある問題だけやる
- 休日は全ての問題をやる
また、ここでは手順⑤:性消暗記ノート作成と
並行してやることになりますが、
時間配分としては、次のイメージになります。
性消暗記ノート作成:法令暗記ノート勉強=7:3
この段階では、性消の暗記ノート作成を優先し、
法令の勉強は忘れないように、という認識で大丈夫です。
勉強手順⑤:性消暗記ノート作成
手順③の法令と同様の暗記ノートを作成していきます。
法令よりも量が多いので、
法令よりも少し長い3週間の期間を取っています。
それ以外は法令と同様ですので、早いところ作ってしまいましょう。
勉強手順⑥:性消暗記ノート勉強
問題集の問題を解いていきます。
ここからは、次の4つが同時並行となります。
遅くとも試験の1か月半前までにはこの段階に入りましょう。
- 法令暗記ノート勉強
- 性消暗記ノート勉強
- 法令実践問題を解く
- 性消実践問題を解く
同時に4種類やるよりも1個ずつ集中した方が
効率が良い気がするかもしれませんが、
人はやらないと忘れるので、毎日全てをやる形を取りましょう。
数日空くだけでだいぶ忘れてしまいます。
とにかく毎日それぞれの科目をやりましょう。
勉強手順⑦:法令実践問題を解く
法令の実践問題は、問題集をやりましょう。
これも、次の方法でやりましょう。
暗記ノートと同じです。
- 2周目以降は間違えたらチェックをつける
- 5周ほどしたらチェックの無い問題は飛ばす
やり方は暗記ノートも実践問題も同じなので、
思考停止で覚えていけばOKです。
とにかくやるだけでOKです。
勉強手順⑧:性消実践問題を解く
こちらも手順⑦と同じようにやればOKです。
とにかく毎日淡々と頑張りましょう。
勉強手順⑨:物化実践問題を解く
手順⑦、⑧と同じです。
物化は久しぶりになると思いますので、
しっかりと勉強しましょう。
ここまでやり切れれば、ほぼ合格は間違いなくなります。
勉強手順⑩:理解できない部分の再学習
ここまで勉強していると、
どうしても覚えられない部分があるのに気付くと思います。
先ほども書きましたが、
そういった部分はそのままでは覚えられないので、
テキストを読み直したり、ネットで検索してみましょう。
特に良いのは、
実物があるものはその写真を見てみることです。
私は危険物の物質を画像で見てイメージが湧きやすくしたりしていました。
例えば、「黄リン」で画像検索してみてください。
出てくる画像を見てるとイメージが残ります。
そうすると、忘れにくかったです。
これ、地味におすすめです。
勉強手順⑪:過去問実施
最後は実戦形式で過去問をやってみることです。
試験の2週間前頃にやりましょう。
試験時間や、問題の多さ、試験問題を解くのにどれくらいエネルギーを使うかなど、
さまざまな事が体験できるので、必ずやりきましょう。
一度試験と同じ形式でやっておけば、試験当日に焦らなくて済みます。
こちらから過去問をダウンロードできます。
http://www.shoubo-shiken.or.jp/kikenbutsu/exercise.html
それ以外にも、過去問を試験形式でやることで、あなたの今の実力を把握できます。
ここで8割くらいとれていたら一安心ですね。
残り2週間、淡々と勉強を続けましょう。
6~7割程度しか正解していなかったら、
ちょっと焦った方が良いです。
どこがダメだったのかをしっかりと分析して猛勉強しましょう。
ここまで来て落ちるのはナシですよ!
点数が悪かった時にリカバリーする為にも、
試験直前でなく2週間前には過去問をやりましょう。
【番外編】試験の受け方
最後に試験勉強ではないですが、試験の受け方について少し書いておきます。
より確実に合格するために、本番で試験を解いてる時に、
少しでもわからない部分があった時はその問題にチェックをつけておきましょう。
そして、全て解き終わった後に、
チェックの無い問題、つまり正解の自信のある問題が何問あるかを数えます。
ここで合格点を超えていれば一安心です。
その上で、わからなかった部分をしっかりと再度見直していきます。
私の場合は絶対に不合格になりたくなかったので、
自信のある問題もしっかりと見直しました。
さすがに試験を終えて教室を出るのは後の方になりました。
1時間立つ前くらいから一気に人が出ていきます。
人がどんどん出ていくとちょっと焦りますが、
目的は合格する為なので、粘り強く確実性をとって
確認しましょう。
また、試験本番は過去問よりも難しいような気がして、
いつもよりも問題を解くのにだいぶ時間がかかりました。
ちなみに、最近受けた他の資格試験でも同じく難しい気がしたので、
緊張していたのでしょう。
ですので、難しい気がしても、緊張のせいだと思って
いつも通りの気持ちで試験を受けてください。
焦らずきっちり問題を解けば、大丈夫です。
最後に
以上のような形で、試験勉強を実施すればほぼ間違いなく合格できるでしょう。
もちろん、簡単な試験ではないですし、覚える範囲も広くてとても大変です。
ですが、私自身が試験を受けた後だからわかりますが、
危険物甲種は頭の良し悪しではなく、どれだけしっかりと勉強したか
です。
私も勉強して試験を受けるまでは、アホだからきっと受からないと思っていました。
1問1問はそんなに難しくないので、
丁寧に勉強すればまず問題ありません。
大丈夫です!
頑張りましょう!
さて、それではテキストを購入して、
この記事を読み込んで、勉強を開始しましょう!
それでは、今日も一日ご安全に!