教育

第一種衛生管理者試験に合格する具体的な勉強方法【ほぼ確実】

悩めるあなた
第一種衛生管理者を取ろうと思うけど、どう勉強すれば良いのだろう?

合格できるか不安だ・・・

現場マン
合格までの勉強法を解説するよ!

こんな疑問に答えます。

 

本記事の内容

  • 第一種衛生管理者試験の概要
  • 第一種衛生管理者試験の勉強方法
現場マン
この記事を書いている私(現場マン)は工場の現場に関わって10年以上が経ち、工場の様々な問題に対処してきました。

30代半ばになって、1年間で危険物取扱者甲種、高圧ガス製造保安責任者甲種化学、第一種衛生管理者の3つの資格を取りました。

全部一発合格しました。

 

第一種衛生管理者の資格を取ろうとしている人のよくある悩みとして、「どんな勉強をすれば合格できるのだろうか?」という点があると思います。

 私自身、会社から取れと言われて取得しました。

普段の仕事では衛生管理なんてあまり出てこないので、具体的にどんな勉強をすればいいのかわかりませんでした。

 

いざ、試験勉強を開始してしばらくすると、

「そこまで難しくないな」と感じました。

 

ですが、試験勉強を始める時点では内容も想像がつかず、

難易度や勉強法もピンと来ず、不安でした。

 

さらに、ネットで勉強法を検索しましたが、

勉強法についてもざっくりとした情報がおおく、

あまり役に立たなかったというの現実もありました。

 

ですので、今回の記事では第一種衛生管理者の試験で、

合格できる勉強方法について、具体的に解説します。

 

是非、これを読んで勉強方法を理解して、

サクッと合格してください!

 


第一種衛生管理者の概要

 

まずは第一種衛生管理者試験の概要です。

 

第一種衛生管理者とは

 

協会のものを引用します。

常時50人以上の労働者を使用する事業場では、

衛生管理者免許を有する者のうちから労働者数に応じ

一定数以上の衛生管理者を選任し、安全衛生業務のうち、

衛生に係わる技術的な事項を管理させることが必要です。

引用元:公益財団法人安全衛生技術試験協会
https://www.exam.or.jp/exmn/H_shokai502.htm

 

第一種は全ての業種の事業場において衛生管理者となることができます。

ちなみに、第二種は有害業務と関連の少ない一定の業種の事業場においてのみ、衛生管理者となることができます。

主な職務は、次のようなものです。

  • 労働者の健康障害を防止するための作業環境管理
  • 作業管理及び健康管理
  • 労働衛生教育の実施
  • 健康の保持増進措置など

 

第一種衛生管理者試験の概要

試験概要はこちらです。

数字は令和2年度のものです。

受験者数43,157名
合格率43.8%
試験科目5科目
・労働衛生(有害業務に係るもの)
・労働衛生(有害業務に係らないもの)
・関係法令(有害業務に係るもの)
・関係法令(有害業務に係らないもの)
・労働生理
試験方法5肢択一のマークシート方式
試験時間13:30~16:30の3時間
(60分後から退室可)
問題数合計44問
・労働衛生(有害):10問
・労働衛生:7問
・関係法令(有害):10問
・関係法令:7問
・労働生理:10問
合格基準各科目がそれぞれ40%以上かつ
全体で60%以上で合格

 

もしかしたら内容が変わっている可能性もあるので、

詳細は公益財団法人安全衛生技術試験協会(https://www.exam.or.jp/exmn/H_shikaku502.htm)で確認してみてください。

 

また、第一種衛生管理者には受験資格があります。

しっかりと確認しておきましょう。

ざっくり言うと、大学を卒業、労働衛生の実務に10年以上従事した人などです。

 

その他有用な情報の乗っているページの各種リンクを貼り付けておきます。

 

私の経歴と合格までの勉強方法

 

勉強時間や方法はその人の状態により変わってきます。

ですので、まずは私の状態と、勉強時間、成績を説明します。

 

私の経歴

まずは、私の経歴です。

  • 年齢:30代半ば
  • 学歴:化学系学部卒、大学時代は遊んで過ごした
  • 職歴:総合職の製造スタッフ
  • 資格取得歴:20代半ばごろにいくつか取得。QC検定とか簡単な資格のみ。
  • 家族構成:既婚、未就学児が2人

こんな感じで、いわゆる典型的な勉強してないヤツです。

小さい子供もおり、時間の捻出も課題でした。

 

資格取得のための勉強時間

基本的には、平日は1.5時間/日、週末は3時間/日で1カ月間勉強しました。

それプラス、1日8時間×3日間の講習を受けました。

ですので、合計でざっくり80~90時間程度の勉強時間です。

 

講習について

講習については、おそらく受けなくても勉強すれば

問題なく合格できると思います。

 

しかし、講習を利用すれば明らかにです。

 

試験の内容や難易度的にどうしても手を抜いてだらけやすいので、

こういった講習を利用して一気に詰め込んでしまうのが良いと思います。

 

もちろん、受けなくてもかまいませんが、

会社等で受けさせてもらえるならさっさと申し込んだ方が得です。

 

また、私が受けた講習は平日だったの、

週末の貴重な時間も奪われずに済みました。

 

使用した教材

テキスト系と問題集を1冊ずつの計2冊を使用しました。

 

こちらを教科書として使用しました。


と言っても、講習を受けるまでの間のつなぎみたいなものです。

最初の1週間だけで、あとはほぼ使いませんでした。

 

後述しますが、衛生管理者の試験はとにかく問題数をこなす事が肝要なので、

テキストの出番は最初のざっくりとした理解の為だけです。

 

私はこれを使用しました。

だから、ある程度まとめてくれている内容であれば、

正直どれでもいいと思います。

 

ただ1つ、注意点としては、

「試験終了後も使えるテキスト」みたいなのは、

試験向きではないのでやめましょう。

 

私も会社から支給されましたが、

一切使用しませんでした。

試験合格後に必要なら使用していきます。(未だ出番なし。)

 

そして、重要な問題集がこちらになります。

過去にでた試験問題をまとめたものなのですが、

本当におススメです!

 

この問題集は、各単元ごとに試験での出題頻度が掲載されています。

一部分だけですが、こんな感じです。

 

さらに、掲載されている問題も

その出題頻度に合わせて問題数が変えてあるので

とても分かりやすいです。

 

 

もう1つ、購入する必要はありませんが、実際の試験形式の問題も準備します。

公益財団法人安全衛生技術試験協会のHPに公表試験問題が載っていますので、

それを印刷か保存しておきましょう。

こちらが公表試験問題のリンクです。

 

ただし、問題のすぐ横に正解の〇が付いているので、

実際に問題を解く際は、そこを隠して解きましょう。

 

実際の試験形式で受けると問題集で問題を解くのとはまた違います。

時間配分等のイメージもできるので、必ず試験前に実施しましょう。

 

第一種衛生管理者の勉強方法

いよいよ本題の勉強方法です。

 

第一種衛生管理者には細かく分けると5科目ありますが、

科目ごとに勉強方法も変わりませんので、

各科目の詳細については、ここではあえて触れません。

 

それでは、さっそく勉強方法について解説します。

手順としては、次の通りです。

 

第一種衛生管理者試験の勉強手順

  • 勉強手順①:計画を立てる
  • 勉強手順②:概要を掴む
  • 勉強手順③:(講習を受け)内容を詰め込む
  • 勉強手順④:問題集を解く
  • 勉強手順⑤:公表試験問題を解く

 

時間軸も含めてガントチャート的にまとめると下記のようになります。

 

順に解説します。

 

また、講習と試験の間隔は3~4週間程度にしておくと、

講習の内容を忘れる前に試験を受けられるのでおススメです。

 

勉強手順①:計画を立てる

まずは、どういう風に勉強していくかの計画を立てます。

 

この記事を読むことで計画が立てられるので、

このまま読み進めてもらえば完了できます。

 

勉強手順②:概要を掴む

講習までの間にテキストで概要をざっくりつかみます。

併せて、問題集もざっと見てみるのも良いと思います。

 

細かく理解する必要はないですが、

概略くらいは分かる様にしておきます。

 

というのも、講習が勉強のスタートになってしまうと、

講習についていけない可能性があります。

 

正確に言うと、ついては行けるのですが、

理解が追い付かない状態になってしまいます。

 

そうなると、講習後に理解するための勉強をしなければならず、

残り時間的に厳しくなってしまいます。

 

講習だけで内容を理解できるように、

概略を把握しておきましょう。

 

勉強手順③:(講習を受け)内容を詰め込む

いよいよ講習を受けます。

 

講習自体は難しくはないのですが、

範囲が広いのでスピードが速く、ついていくのは結構大変です。

 

しかし、この講習で全て理解できるようにしておくと

この後がめちゃくちゃ楽になるので、

講習は死力を尽くして勉強しましょう。

 

間違っても寝てはいけません。

 

講習を受けない場合は、3週間前までに

内容を理解できるように勉強しましょう。

 

勉強手順④:問題集を解く

いよいよ講習が終わったら、

本番に向けての勉強を開始します。

 

先ほども紹介しましたが、

こちらの問題集をひたすら解いていく形になります。

 

各単元を1日1問絶対に解きましょう。

これが重要です。

 

たとえば、関係法令だと次のようなイメージです。

  • 衛生管理体制
  • 作業主任者
  • 譲渡等の制限
  • ・・・

 

このような各単元ごとに1問ずつ、全ての試験範囲を解いていきます。

そして、これを毎日必ず1周します。

 

最初のうちは時間がかかるかもしれませんが、

1週間もたてば、かなり楽勝になってきます。

 

毎日必ず1問ずつ解くのは、記憶を定着させるためです。

毎日1問ずつ全単元を解きましょう。

 

これが出来れば、試験に合格する実力は十分つくでしょう。

 

勉強手順⑤:公表試験問題を解く

最後は、公表試験問題を解いてみます。

 

これは実力試しと試験の形式になれるために行います。

 

実際に試験形式でやってみると、

参考になることも多いので、

是非本番を想定してやってみましょう。

 

ここで、8~9割程度取れていればまず問題ないでしょう。

 

以上のような手順で試験まで勉強をしていけば、

ほぼほぼ問題なく合格できる実力が備わっているでしょう。

 

【番外編】試験の受け方

最後に試験勉強ではないですが、試験の受け方について少し書いておきます。

 

より確実に合格するために、本番で試験を解いてる時に、

少しでもわからない部分があった時はその問題にチェックをつけておきましょう。

 

そして、全て解き終わった後に、

チェックの無い問題、つまり正解の自信のある問題が何問あるかを数えます。

ここで合格点を超えていれば一安心です。

 

その上で、わからなかった部分を再度見直します。

 

また、試験本番は過去問よりも難しいような気がして、

いつもよりも問題を解くのにだいぶ時間がかかりました

 

ちなみに、最近受けた他の資格試験でも同じく難しい気がしたので、

緊張していたのでしょう。

 

ですので、難しい気がしても、緊張のせいだと思って

いつも通りの気持ちで試験を受けてください。

焦らずきっちり問題を解けば、大丈夫です。

 

最後に

 

以上のような形で、試験勉強を実施すればほぼ間違いなく合格できるでしょう。

 

問題集を見ればわかりますが、

各単元でも同じような問題ばかりが出題されているので、

問題集をしっかりとこなせば、まず問題ありません。

 

大丈夫です!

頑張りましょう!

 

さて、それではテキストを購入して、

この記事を読み込んで、勉強を開始しましょう!

 



 

それでは、今日も一日ご安全に!

 

 

 

 

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  • この記事を書いた人

現場マン

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